小田原高校の偏差値・倍率は?受験対策や全日制・定時制の特色も紹介

小田原高校の偏差値・倍率は?受験対策や特色も紹介

「小田高」という通称で親しまれている小田原高校。多彩な難関私立大学への進学実績を持ち、運動部・文化部を問わず多彩な部活動があることから、毎年多くの受験生から注目されています。

そんな小田原高校だからこそ、受験を控えている人のなかには「偏差値や倍率はどれくらい?」「合格するための対策方法が知りたい!」という人も多いのではないでしょうか?

本記事では、小田原高校の偏差値や倍率などの入試データとともに、入試対策の方法について解説していきます。学校の特色や部活動の実績についても紹介していますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

この記事でわかること
  • 小田原高校は全日制・定時制の2つの教育課程がある学校
  • 小田原高校の偏差値は66、倍率は1.20~1.31倍
  • 小田原高校の全日制は進路別の教科指導・理数科の教育プログラムが充実
  • 小田原高校の定時制は多彩な技術を実体験できる「テーマ学習」が特色
  • 小田原高校は運動部・文化部問わず多彩で実績も豊富
  • 小田原高校の校風は人柄がよく、学習に集中できる環境が整っている
  • 小田原高校の受験勉強には東大先生!
目次

小田原高校の学校概要

小田原駅の西口から徒歩15分、城山陸上競技場やテニスコートなどの施設に囲まれた場所に位置する小田原高校。1900年に創立され、2020年には創立120周年を迎えた歴史ある公立高校で、全日制・定時制の2つの教育課程を設置しているのが特徴です。

「至誠無息」「堅忍不抜」の校訓のもと、次世代のリーダーとしての資質・素養を持つ人物を養成すべく、学習はもちろん部活動・学校行事にも力を入れています。

2023年には、国が理数科教育を重点的に行う高校である「スーパーサイエンスハイスクール(SSH)」の指定も受け、さらに充実した教育活動を展開しているのも特徴でしょう。学校の概要については以下のとおりです。

生徒数全日制:全953名、定時制:全39名
学級数全日制:27学級、定時制:7学級
所在地神奈川県小田原市城山3丁目26-1
アクセス小田急線・伊豆箱根鉄道大雄山線「小田原駅」より徒歩約15分
※参照:『小田原高等学校 全日制』交通アクセス
※生徒数は『令和5年度 公立小・中学校等の児童・生徒数、学級数、教職員数及び効率高等学校(全日制・定時制)の生徒数、学級数一覧』 を参照

小田原高校の偏差値・倍率は?

全日制・定時制の2つの学習スタイルと、理数科教育を充実させている学校として国からも注目されている小田原高校。これから受験を考えている人のなかには偏差値や倍率が気になる人も多いでしょう。ここからは、小田原高校の偏差値・倍率などの入試データについて紹介・分析していきます。

偏差値は66と高め

小田原高校の2024年の偏差値は66とかなりハイレベル。※1

受験者が1,000人いたと仮定した場合、偏差値65の時点で1,000人中66.8位前後、上位6.68%の成績でなければいけません。一般的に偏差値の平均値は50とされていることからも、小田原高校へチャレンジするためには、かなりの学力が必要といえるでしょう。

※1…参照:【2024年】神奈川県内の高校偏差値ランキング|公立・私立まで一挙紹介

倍率は1.20~1.31と平均的な競争率

小田原高校の倍率は1.20~1.31倍です。一般的に公立高校受験における倍率の平均は1.1~1.5倍とされていることから、数値的には平均的といえるでしょう。

しかし、以下の表を見てみると、全日制の倍率については上昇傾向にあるため、たとえ倍率が低くても油断は禁物!

2024年度2023年度
全日制1.31倍1.20倍
定時制0.29倍1.00倍
※参照:令和6年度令和5年度『神奈川県効率高等学校入学者選抜一般募集共通選抜等学力検査等受験状況』

さらに高校入試では、成績が著しく悪い受験生をふるいにかけるための「足切り点数」が設けられている場合もあるため、偏差値が合格ラインに達していたとしてもしっかり対策を取ることが大切です。

小田原高校と同程度の偏差値で選ぶ併願先

実際の受験ではハイレベルな戦いが予測できることから、小田原高校にチャレンジする際には、併願先の高校選びも重要。小田原高校と同程度の偏差値で選ぶ場合、併願先としては以下のような学校が挙げられます。

学校名・クラス名2024年度の偏差値
横須賀学院高等学校(普通科S選抜コース)61
平塚学園高校(普通科 特別選抜コース)61
日本大学第三高等学校(普通科特進クラス)68
桐蔭学園高等学校(普通科プログレスコース)69
桜美林高等学校(普通科特別進学コース)67
※参照:『みんなの高校情報』横須賀学院高等学校・平塚学園高校・日本大学第三高等学校・桐蔭学園高等学校・桜美林高等学校

併願先としては、国公立・難関私立大学への進学を見据えた高度な教育カリキュラムを採用している私立高校およびコースが選ばれる傾向に。自分が希望する進路に合わせて併願先を決めてみましょう。

小田原高校に合格するための試験対策・勉強方法とは?

偏差値が高く、倍率も上昇傾向にある小田原高校だからこそ、試験内容や入試問題の出題傾向に合わせた勉強方法でしっかり対策することが大切です。ここからは、小田原高校の試験内容と試験対策・勉強のポイントを解説していきます。

試験内容

小田原高校の入試は全日制・定時制を問わず、学力検査・特色検査・面接の3つの方法で選抜を行います。学力検査は全日制では国語・英語・数学・社会・理科の5教科定時制では国語・英語・数学の3教科を原則としています。

なかでも「特色検査」は、神奈川県の公立高校入学試験の特徴ともいえる部分。学力検査や面接ではチェックできない総合的な能力を測るための検査であるため、受験勉強の計画を立てる際には、各教科の対策とともに特色検査の対策も必要です。

試験対策・勉強のポイント

学力検査だけでなく面接や特色検査など、多彩な選抜方法が採用されていることから、小田原高校を受験する際には対策すべきポイントもたくさんあります。ここからは、小田原高校の受験対策・勉強のポイントを学力検査・特色検査に絞って解説していきましょう。

学力検査

高校入試において、避けては通れない学力検査。ここからは、全日制と定時制のどちらにおいても必要となる英語・数学・国語の科目別に試験対策のポイントをご紹介します。

英語

英語の入試問題は例年長文読解に重きを置いており、長文読解の問題が大問3つも出題される傾向に。文章量は600語以上とかなりボリュームがあるため、日頃から英語の長文に慣れておくことが大切です。

加えて、受験当日のタイムロスを防ぐために、過去問を解く際には対話の流れを整理しながら読む癖をつけるように解答する練習しましょう。また、問題文に書かれたイラストの物語を説明する英作文問題も出題されるため、簡単な英作文ができるように一行日記などで練習しておくことをおすすめします。

数学

数学については、基本的な計算を中心に関数・図形の問題が出題される傾向。基本的な計算問題については大問2つに渡って出題され、入試問題の4割程度を占めています。そのため、基礎的な計算問題をどれだけ取りこぼさず得点できるかが合否のカギといえるでしょう。

後半に出題される図形問題は応用レベルで、面積・体積や2点間の距離などを導き出す証明問題も出題。近年は選択問題になっていて一見解答しやすそうですが、証明の流れを理解していないと正答できません。

受験勉強の際には、基本レベルの計算・方程式の問題はマスターするとともに、証明問題の解き方に慣れていくようにしましょう。

国語

国語の出題傾向については、基本的な漢字問題・小説・説明的文章・古文・論述の5つで構成されています。とくに小説・説明的文章については問題文自体が約3000文字以上とかなりボリュームがあるため、過去問で練習する際には素早く読み解けるように、大問ごとに制限時間を設けて解答しましょう

また、大問1は漢字の読み・選択問題が中心で得点のチャンス。全て解答できるように、普段の勉強では漢字の正しい読みを覚えていくことが大切です。年度によっては文章やグラフの情報を整理して記述する作文問題もあるため、過去問で読解問題を解いた際には、内容を短文で整理する練習も併せて行うとよいでしょう。

特色検査

小田原高校における特色検査は、英語・国語・数学の3つの教科を横断した問題が出題される傾向に。正しい選択肢を選ぶ問題で、解答のヒントとなる条件や図は問題に記載されているため、落ち着いて対応していく。

例えば、短い文章やグラフをもとに適切な内容を選ぶ問題や、問題文の条件をもとに正しい数値や法則を導き出す問題などがあります。

特色検査の過去問で練習する際には「問題文が聞きたいことは何か?」を明確にしてから解き始めるようにするとともに、解答に必要な情報はラインを引いて印をつけていく癖をつけるとよいでしょう。

効率的に受験対策するなら『東大先生』におまかせ!

学力検査や特色検査など、多彩な分野からの対策が必要になってくる小田原高校。受験を考えている学生のなかには「一人で受験対策をするのは難しい…」「成績がどうしても上がらない」とお悩みの人も多いでしょう。

そんなときには『東大先生』に相談してみませんか?

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小田原高校の特色とは?

神奈川県立高校のなかでも、特に歴史の深い小田原高校。毎年多くの学生に受験先として選ばれている理由とは何なのでしょうか?ここからは、多くの受験生に注目される理由ともいえる、小田原高校の全日制・定時制の特色について紹介していきます。

進路実現に直結した教科指導(全日制)

小田原高校では、多彩な進路に合わせて選べる柔軟な教育カリキュラム・教科指導が魅力です。1年次は幅広い教養を身に着けられるように全生徒共通のカリキュラムを実施しますが、2年次以降は文系・理系で教科指導の内容が分岐。

3年次では、国公立文系Ⅰ型・国公立文系Ⅱ型・私立文系型・国公立理系Ⅰ型・国公立理系Ⅱ型・私立理系Ⅰ型・私立理系Ⅱ型の7つの型に分岐します。各型によって履修科目の内容や比重が違っているため、自分が目指す進学先・進路に直結した、柔軟な指導・学習サポートをしてもらえるでしょう。

探究を中核とした理数科の教育プログラム(全日制)

小田原高校は「スーパーサイエンススクール」に指定されていることもあって、理数科の教育プログラムも充実しています。1年次から理数科の課題研究に取り組むとともに、2~3年次には数学的な見方・考え方を働かせた研究的な学習を行う「数学Σ」なども実施しています。

他にも、科学・技術・工学・芸術・数学を総合的に学ぶ「STEAM教育」を実践する「Odatech」科目や、大学・小田原市の企業や研究所との連携による学習なども。ただ教科書や資料を通した学習ではなく、研究・探究を意識した実践的な学習環境が整っているといえるでしょう。

定時制ならではの「テーマ学習」も実施(定時制)

小田原高校の定時制課程では「テーマ学習」という、全日制にはない特別な教育プログラムを用意しているのが特徴です。さまざまな専門学校の講師や専門家から直接学び、多彩な技術を実体験できます

木工制作やトリマー・介護・ビューティーアドバイザーなどをはじめ、体験できる分野も多種多様。自分の興味・関心を広げるとともに、自分がどのような仕事に向いているのかを知れる機会になるでしょう。

小田原高校が誇る部活動・活動実績を紹介

進路に合わせて多彩な教育カリキュラムが用意されている小田原高校。学習面だけでなく、部活動の種類も多彩であると注目されている学校です。ここからは、小田原高校の部活動と活動実績について紹介していきます。

水泳部

小田原高校の水泳部は、初心者からインターハイで活躍する生徒まで多彩な部員が所属しているチームです。学業と部活動の両立・地区大会での優勝を目標とし、男女問わず切磋琢磨しながら活動しています。主な活動実績については以下のとおりです。

年度活動内容
2023年度全国高等学校総合体育大会水泳競技大会(女子200m・400m自由形)出場
関東高等学校水泳競技大会(男子100m平泳ぎ・女子200m・400m自由形)出場
2022年度全国高等学校総合体育大会水泳競技大会(女子400m個人メドレー)出場
2021年度全国高等学校総合体育大会水泳競技大会(女子200m平泳ぎ・400m個人メドレー)出場
※参照:『小田原高等学校 全日制』部活動の主な実績

弓道部

小田原高校の弓道部は、部員全員が二段取得を目指して活動を続けているグループ。心技体の型を尊重し、弓道場で稽古をしています。主な活動実績は以下のとおりです。

年度活動内容
2023年度全国高等学校総合体育大会弓道競技大会(女子個人の部)出場
第25回紫灘旗全国高校遠的弓道大会(高校女子の部)出場
第42回 関東高等学校弓道個人選手権選抜大会 出場
2021年度第40回関東高等学校弓道個人選手権選抜大会 出場
※参照:『小田原高等学校 全日制』部活動の主な実績

弦楽部

小田原高校の現学部は、高校から弦楽器を始めた初心者を中心としたグループ。クリスマスコンサートや定期演奏会などを通して、学校での日常・イベントを盛り上げています。主な活動実績は以下のとおりです。

年度活動内容
2023年度第47回全国高等学校総合文化祭 鹿児島大会・器楽・管弦楽部門 神奈川県合同ストリングオーケストラ 出場
2022年度第46回全国高等学校総合文化祭 東京大会 出場
2021年度第45回全国高等学校総合文化祭 和歌山大会 出場
※参照:『小田原高等学校 全日制』部活動の主な実績

放送部

小田原高校の放送部は、テレビドラマ・ラジオドラマの作成も行っている部活動です。FMおだわらの「小田高放送部ツナガリズム」というバラエティ番組も放送中。活動を通して、番組企画やディレクティング・声優・脚本などといった多彩な仕事を体験できます。主な活動実績は以下のとおりです。

年度活動内容
2023年度映画甲子園2023 ジャパンケーブルキャスト賞・明治大学情報コミュニケーション学部賞 受賞
第70回NHK杯全国高校放送コンテスト(テレビドキュメント部門)準々決勝
第20回関東地区高校放送コンクール 埼玉大会(オーディメッセージ部門)出場
2022年度第69回NHK杯全国高校放送コンテスト(ラジオドキュメント部門)出場
2021年度第68回NHK杯全国高校放送コンテスト(テレビドキュメント部門・ラジオドキュメント部門)出場
※参照:『小田原高等学校 全日制』部活動の主な実績

小田原高校の校風についての評価・口コミ

まさに「文武両道」といえるほど、学業・部活動の両方に力を入れている小田原高校。実際の在学生・卒業生からの評価はどうなのでしょうか?ここからは、小田原高校に実際に通っている在学生や卒業生の評価・口コミをご紹介しましょう。

小田原高校の評価・口コミ
  • 「人も施設も最高。校則は近年厳しくなったけど、青春と勉強を両立できる」
  • 「施設がきれい。生徒は人柄がよく、ユニークで面白い人も多い」
  • 「生徒も先生もいい人ばかりで、充実した高校生活を送れると思う!」
  • 「勉強できる環境が整っていて、みんな頑張っているから勉強のモチベーションがあがる」

小田原高校に関する実際の口コミをチェックしてみると、生徒・先生の人柄や充実した学習環境を高く評価する声が多い傾向にあります。3年間の高校生活において、自分を取り巻く人・環境は重要なポイント。他の生徒たちと切磋琢磨しながら勉学に励みたい人にはおすすめできるでしょう。

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