東京大学の科類ごとの偏差値を紹介!東大合格に必要な偏差値はいくつから!?

東京大学の偏差値は?科類ごとに必要な偏差値を紹介

東京大学と言えば、日本国民の誰もが知る日本の最高学府です。入学希望生には、当然ながら入学試験においても問題難易度・競争率ともに、難しい受験が待ち受けています。

しかし、東京大学の名前を知っていても意外とその特徴までを知らない人が大勢います。入学時に学部が決まらないのが特徴です。2年次の夏休みにそれまでの成績が加味され進学する学部先が振分られる特殊な進級スタイル。幅広い視点で教養を修めた上で学部選択ができるため、学習の質が高まります。

この記事では、意外と知られていない東京大学の実態について紹介します。偏差値なども紹介しているので、東京大学を志望校にしたい人はどれだけ自分の学力と距離があるか確かめてみてください。

この記事でわかること
  • 東京大学の偏差値は67.5~72.5
  • 東京大学理科三類が日本最難関の大学学部
  • 受験には最大6教科8科目が必要
  • 東大受験にはコーチング指導が効果的
  • 現役東大生のコーチング指導を受けられるのは東大先生

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目次

東京大学の偏差値

偏差値学部共通テスト得点率
67.5 文科一類 86%
67.5 文科二類 86%
67.5 文科三類 85% 
67.5理科一類 88%
67.5 理科二類 87%
72.5 理科三類 91%

東京大学の偏差値は67.5~72.5になります。どの科類を選択しても、日本最高峰の学力が必要です。科目数が多い中でこの偏差値が必要となるため、東京大学を目指した誰もが想像以上の難易度だったと口を揃えます。

東京大学の受験倍率と推移

学部2020年倍率2021年倍率2022年倍率2023年倍率2024年倍率
文科一類 3.51倍3.2倍3.2倍3.08倍2.85倍 
文科二類 3.15倍2.9倍3.1倍3.12倍2.97倍
文科三類 3.06倍3.1倍3.2倍3.02倍3.24倍
理科一類 2.64倍2.7倍2.7倍2.56倍2.78倍
理科二類 3.7倍3.7倍4.2倍4.31倍4.17倍
理科三類 4.26倍4.0倍4.3倍4.33倍4.29倍

東京大学の特徴

東京大学には、法学部・医学部・工学部・文学部・理学部・農学部・経済学部・教養学部・教育学部・薬学部が設置されています。10学部にいる全ての学生数を合わせると約14,000人です。

東京大学ではリベラルアーツ教育という教育システムを重視しており、多様な学習機会を創出しています。他の大学とは異なり、入学後は一度全員が教養学部に所属して前期課程(1〜2年生)を学修します。教養を深めた後、後期課程(3〜4年生)において専門教育を学修します。

東京大学 主な進振先
文科一類文科二類文科三類理科一類理科二類理科三類
法学部経済学部文学部工学部農学部医学部
教育学部理学部薬学部
(薬学部)(工学部)
(農学部)(理学部)

文科一類

文科一類では「法と政治を中心とする社会科学全般の基礎」を学びます。法律が関係する官界や法曹への就職を意識した受験生が選択する科類です。在籍する学生の多くが、3年次に法学部へ進級します。

文科二類

文科二類では「経済を中心とする社会科学全般の基礎」を学びます。近年、経済学を学ぶことの需要が高まっており、難易度が高まっていると言われています。主な進級先は経済学部ですが文科2類全体の3/4しか進級できません。

文科三類

文科三類では「言語、思想、歴史を中心とする人文科学全般の基礎」を学びます。文学系の要素が影響してか東京大学の中で最も女性比率が高い科類です。在籍する学生の多くが文学部・教育学部に進学します。

理科一類

理科一類では「数学、物理学、化学を中心とする数理科学・物質科学・生命科学の基礎」を学びます。ITなど理系分野に係る需要が増していることから人気が特に高まっている科類です。在籍する学生の多くが理学部・工学部へ進学します。近年では理科二類の方が進学しやすかった薬学部が、理科一類の方が進学しやすくなっているとデータで示されています。

理科二類

理科二類では「生物学、化学、物理学を中心とする生命科学・物質科学・数理科学の基礎」を学びます。理科一類同様に人気が高まっている科類です。在籍する学生は、理学部・工学部に加えて農学部・薬学部など幅広く進学します。医学部への進級枠もあり、毎年数名が医学部へ進級しています。

理科三類

理科三類では「生物学、化学、物理学を中心とする生命科学・物質科学・数理科学の基礎」を学びます。東京大学の中の最難関科類なので、日本の最難関と言えるでしょう。在籍する学生の多くが医学部へ進級します。

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東京大学の受験内容

東京大学の入試問題は科類ごとに異なるのではなく、文科の受験生・理科の受験生という枠組みで同じ問題が出題されます。ただし、科類ごとに合格最低点が大きく異なるので注意が必要です。

受験科目

文科一類・文科二類・文科三類
【共通テスト】6〜7教科8〜9科目(110点満点)※1000点満点の素点を110点満点に換算
【国語】国語(200点)
【数学】数ⅠA・数ⅡBC(200点)
【理科】物理基礎/化学基礎/生物基礎/地学基礎から2分野(100点)
【外国語】英・独・仏・中・韓から1分野(200点)※筆記(140点)・リスニング(60点)
【情報】情報Ⅰ(100点)
【社会】下記より2科目選択
<地歴>「地理総合、地理探究」・「歴史総合・日本史探究」・「歴史総合・世界史探求」から選択(100点)
<公民>「公共、倫理」・「公共、政治、経済」から選択(100点)
【個別(2次)試験】4教科(440点満点)
【国語】現在の国語・言語文化・論理国語・文学国語・国語表現・古典探求(120点)
【地歴】地理探究・日本史探究・世界史探究から2分野(120点)
【数学】数ⅠA(図形の性質・場合の数と確立・数学と人間の活動)・数Ⅱ・数B(数列・統計的な推測)・数C(ベクトル)(80点)
【外国語】英語コミュニケーションⅠ・英語コミュニケーションⅡ・英語コミュニケーションⅢ・「論理・表現Ⅰ」・「論理・表現Ⅱ」・「論理・表現Ⅲ」(独・仏・中の選択可)(音声テストを課す)(120点)
理科一類・理科二類・理科三類
【共通テスト】6教科8科目(110点満点)
【国語】国語(200点)
【数学】数ⅠA・数ⅡBC(200点)
【理科】物理・化学・生物・地学から2分野(200点)
【外国語】英・独・仏・中・韓から1分野(200点)※筆記(140点)・リスニング(60点)
【情報】情報Ⅰ(100点)
【社会】下記より1科目選択
<地歴>「地理総合、地理探究」・「歴史総合・日本史探究」・「歴史総合・世界史探求」から選択(100点)
<公民>「公共、倫理」・「公共、政治、経済」から選択(100点)
【個別(2次)試験】4教科(440点満点)
【国語】現在の国語・言語文化・論理国語・文学国語・国語表現・古典探求(80点)
【数学】数ⅠA(図形の性質・場合の数と確立・数学と人間の活動)・数Ⅱ・数B(数列・統計的な推測)・数C(ベクトル・平面上の曲線と複素数平面)(120点)
【理科】「物理基礎・物理」・「化学基礎・化学」・「生物基礎・生物」・「地学基礎・地学」から2分野
【外国語】英語コミュニケーションⅠ・英語コミュニケーションⅡ・英語コミュニケーションⅢ・「論理・表現Ⅰ」・「論理・表現Ⅱ」・「論理・表現Ⅲ」(独・仏・中の選択可)(音声テストを課す)(120点)
※理科三類に関しては面接試験を課す

合格最低点

 文科一類文科二類文科三類
2020年343.9/550点337.6/550点338.9/550点
2021年334.8/550点337.9/550点336.6/550点
2022年302.6/550点306.1/550点305.4/550点
2023年343.9/550点342.4/550点340.3/550点
2024年331.0/550点332.2/550点331.0/550点
 理科一類理科二類理科三類
2020年320.7/550点313.0/550点385.6/550点
2021年333.3/550点314.2/550点375.7/550点
2022年303.2/550点287.4/550点347.5/550点
2023年315.0/550点313.0/550点357.7/550点
2024年326.2/550点314.1/550点380.4/550点

文系ではどの科類を選択しても合格最低点に大きな違いはありません。一方、理系においては医学部へ進学ができる理科三類の合格最低点が突出していることが分かります。例年、理科一類のほうが理科二類より最低点が高い傾向にあります。しかし、2023年のように受験生の動向次第では差が縮まる、もしくは逆転する可能性もあるでしょう。

2022年は、共通テスト・2次試験(主に数学)が劇的に難化したことで合格最低点が例年より著しく下がっています。東大受験は数学の出来によって大きく左右されると言えるでしょう。

東大合格にはコーチング指導がおすすめ

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東京大学合格のためには、無駄にできる時間は一切ありません。プロの力で覚えること以外をサポートしてもらえれば、大幅な時間短縮効果が期待できます。

東京大学の偏差値まとめ

東京大学の偏差値は67.5~72.5です。日本における最高学府の名に恥じない難易度を誇ります。東京大学に合格するための学力を手に入れるには、高校1年生から受験勉強を頑張ったとしても間に合わない可能性が高いです。

もし、勉強のスタートが遅れてしまったと感じているのであればプロの力を借りて巻き返しを図りましょう。最近では授業だけでなくモチベーション管理・進捗管理までを包括して行ってくれる個別指導塾が注目を浴びています。

ただ授業だけを行うのではなく、生徒一人ひとりに合わせて、希望の目標から逆算したカリキュラムを作成し、伴走してくれるのが特徴。自己管理が苦手な人や中々成績が上がらない人は、コーチング指導ができる個別指導塾も視野に入れると良いでしょう。

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ただし、コーチング指導は講師のスキルによって結果に大きな差が生じることも少なくありません。質の高いコーチング指導を受けられる可能性を高めるなら、高学歴の講師を探すのがおすすめです。なぜなら講師が知り得る学習戦略のレベルが、実際に合格した大学のレベルに比例するケースが多いから。コーチング指導を希望するなら、講師の学歴チェックはマストで行ってみてください。その点、東大受験において「東大先生」は現役東大生のみが講師なので安心ですよ。

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