武田塾は「日本初!授業をしない。武田塾」のキャッチコピー で有名な、進捗管理型の個別指導塾。2013年から塾のフランチャイズ展開を始め、今では400校を超える教室が誕生しています。
主要なターミナル駅以外でも、広告塔の芸人コンビ・サンドウィッチマンが写る看板を目にすることができますし、受験生なら一度はYoutubeの「武田塾チャンネル」を見たことがある人も多いのではないでしょうか。
急激に人気になり、合格実績も悪くない塾ですが、塾名で検索をすると「やめとけ」「ひどい」という口コミも。この記事では、武田塾の口コミ・評判を参考に「やめとけ」と言われる理由を探ります!
- 武田塾が「やめとけ」と言われる主な理由は、社会的トラブルがニュースで報道されたから
- 「授業をしない。」武田塾は、学習の進捗管理に力を入れている
- 武田塾は講師からの手厚いサポートが人気
- 武田塾は指導内容に対して料金が高いと感じる?
- 武田塾に向いているのは自分のペースで勉強したい人
- 高品質な学習戦略&実践指導を受けたい人におすすめの塾
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武田塾が「やめとけ」と言われる理由を口コミから調査
武田塾は創業者が予備校で苦い思いをしたことから作られた塾だからこそ、さまざまな面で予備校に負けないという強い意思が感じられる塾です。
「やめとけ」という口コミが散見されますが、総じると個人の相性も強く影響していることが分かります。「授業をしない」という今までにないスタイルのため、合う・合わないが色濃く出るようで、合わなかった人が過剰に反応しているだけの口コミも見られました。では、ネガティブな評判が立つのはどのような部分なのでしょうか。実際の口コミと共に紹介します。
【「やめとけ」と言われる理由①】武田塾は「授業をしない」?
武田塾で取られる教育システムとして有名なのが、「授業しない」ことです。
一部の口コミでは、「授業をしないのにお金を取るの…?」と疑問の声が上がっています。
自学自習、勉強のやり方を教える、勉強の計画を立てる、それをフォローする塾だと思っていましたが、全く、できません。やろうともしません。閑古鳥が鳴いていて、チュータの人材育成ができていないのではないかと感じます。加えて、考えられないくらい高価です。 同様なことは、他の塾で、もっと安価に、もっと効果的に実施しています。他の塾を勧めます。
引用:Ameba塾探し
武田塾の「授業をしない。」は、いわば学習の進捗管理とコーチング。実際に講師が行っていることは、宿題ペースの管理・質問対応・勉強法のアドバイスなどです。授業を受ければ成績が伸びるというわけではないという信念から、参考書に取り組むことが確実な方法であるという方針で、自学自習できる生徒の育成を目指しています。
ちなみに、進捗管理型を採用しているのは武田塾だけではありません。近年、知名度を上げている代表的な塾といえば、「CASTDICE」や「ポラリスアカデミア」などがあります。
また、「オンライン家庭教師 東大先生」のように、東大生の学習ノウハウを伝授するコーチングサービスに加えて、個別授業を行うところまでをパッケージ化している塾もあります。塾選びの第一歩として、授業型・進捗管理型・ハイブリッド型から、お子さんのタイプに最も適した形態を選択することが大切なポイントです。
【「やめとけ」と言われる理由②】料金設定が高い
武田塾の口コミを探ると、料金設定が高いという口コミも目にします。
生徒に割いている時間と、料金を比べた時に個人的には高すぎると感じる。
料金は高すぎます。他塾の倍以上。個別指導で市販の問題集を使い、なぜそこまで高いのかわかりません。授業はなく、宿題をして確認テスト、質疑応答などのみなので高額だと思う。時間半分は確認テスト。
引用:塾ナビ
指導書(本)も自腹購入なので、この値段なら配布されてもよいと思った。
実は武田塾は、大手予備校に比べれば少し安い料金設定になっています。ただし、授業ではなく進捗管理が主な指導内容となるため、この料金設定をどう考えるかは、入塾希望生とその保護者次第でしょう。
ちなみに、有名塾との料金比較は下記を参考にしてみてください。
河合塾の料金目安
河合塾は志望校や受験科目によって講座を選択するため、どれだけ授業を受講するかで料金が変わります。入会金、塾生サポート料と通常授業料(講座受講数によって変わる)、直前講習、冬期講習を受講した場合の年間授業料は約90〜100万円が目安です。
東進の料金目安
動画を使った授業で全国どこでも同じ授業が受けられる東進の料金は、ユニット5(年5講座)ユニット10(年10講座)など、受講する講座数によって料金が異なります。入会金、担当指導費と年間で10講座を受講した場合の料金の目安は80〜90万円前後になります。
駿台の料金目安
駿台は志望校や受験科目によって授業を受けるため、受講する授業数によって料金が変わります。入会金と3科目授業料、夏期講習、冬期講習を受講した場合、駿台の年間授業料の目安は90万円前後になります。
引用:武田塾
武田塾の料金は4つのコースで違います。もっとも人気の個別管理特訓を選ぶと年間でいくらくらいになるのでしょうか。入会金と個別管理特訓を受講した場合、年間で約70万円前後が目安になります。
引用:武田塾
【「やめとけ」と言われる理由③】サボる塾生への対応が不十分になりがち
年齢の近い講師で勉強の仕方や大学別の対策の相談にも乗ってもらえる反面、教師の質でかなり指導の差が出ます。
引用:塾ナビ
武田塾には講師とは別に、勉強方法のアドバイスや進路・受験に関する悩み相談を行うチューターも在籍しています。講師やチューターと塾生の距離感が近いため、何でも相談しやすいというのが利点。その反面、緊張感が薄れてしまい、お互いの勉強に対する姿勢で気の緩みが生じやすいのか、指導の質に疑問を感じている口コミも散見されます。
【「やめとけ」と言われる理由④】武田塾ルートはおかしい?
武田塾では、進学希望大学のレベルに合わせて組んだ、「ルート」と呼ばれる独自の学習カリキュラムを採用しています。最短で成績を上げるために、全教科の参考書を分析し、オリジナルの学習順序を「ルート」に落とし込んでいます。
ネット上ではこの「ルート」に対して「本当に信用できるのか?」「参考書の量が多すぎておかしいのでは…?」という疑問の声が上がっています。
武田塾のルートを完璧にこなしていけば難関大学の合格も視野に入ってきますが、もうお気づきのように全部こなすのには時間が掛かり過ぎます。
うちはまだ受験生ではないですが、このままでは間に合わないんじゃないかと凄く焦っています。
引用:Yahoo!知恵袋
この「ルート」をマニュアルとして全教室に共有し、武田塾スタイルの質が担保しているほか、十分な合格実績を有しています。ただし、各教室がしっかりとマニュアルを講師・チューターに落とし込められているかが見極めのポイントになるでしょう。ちなみに武田塾は、ほぼすべての教室が直営ではなくフランチャイズです。フランチャイズとは、個人や法人がフランチャイズ本部企業(武田塾)と契約を結び、教室を経営するシステムのこと。つまり教室ごとにオーナーが異なるケースが多いため、指導環境もオーナーの方針によって変わる可能性があります。
校舎(正確には法人)によって講師の研修の頻度がちがうので、講師の質(提供されるサービスの精度)に違いがでます。 武田塾にかぎらず、フランチャイズの塾で、大学生(バイト)講師の個別指導の場合、 講師が理系ばかりの校舎はやめたほうがよいです。 彼らは適当です。 塾長(校舎長)といえど一社員だと思いますので、彼らは無力です。 フランチャイズの塾の場合、あたりハズレは法人次第です。
引用:Yahoo!知恵袋
武田塾を検討する際には、実際に通う教室の雰囲気や口コミなどをしっかりと確認し、指導に積極的な環境かどうかを見極めることをおすすめします。
武田塾にネガティブイメージが強いのは社会的トラブルが原因?
今や塾・予備校業界で大手の一つとして数えられる武田塾ですが、近年、社会的トラブルでメディアに取り上げられたことがありました。そのため、本当に信頼できる塾なのか不安になる保護者も多い印象です。
【トラブル①】社長の違法賭博問題
武田塾が不信感を大きく持たれた出来事といえば、2022年に起きた創業者前社長の林氏の違法賭博問題ではないでしょうか。林氏は違法行為の事実を認め、社長の職を辞任しています。
現場で直接、塾生を指導していたわけではありませんが利用者に余計な心配を抱かせたでしょう。
ポーカー賭博をしたとして、警視庁は1日、学習塾「武田塾」運営会社の前社長(37)やユーチューブの人気番組「令和の虎CHANNEL」の出演者ら男14人(25~42歳)を賭博容疑で東京地検に書類送検した。警視庁は14人が昨年6月~今年2月、都内でポーカー賭博を約60回行ったとみている。
引用:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/national/20220602-OYT1T50087/
林氏のX上での謝罪文はこちらです。
また武田塾は、起業家と投資家をマッチングさせる投資バラエティ番組「令和の虎CHANNEL」や、教育バラエティ番組「wakatte TV」といったYouTube番組を積極的に活用するなど、インターネットを通じた宣伝戦略を主に取っています。少し過激な表現が用いられる内容もあり、保護者が不安に思うことも少なくないようです。
【トラブル②】繰り返される訴訟問題
ほかにも武田塾は過去に訴訟トラブルが取り上げられたこともあります。
独禁法違反問題
2023年に武田塾は、東京地裁から独禁法違反に抵触する判決を受けて、裁判に敗訴しています。
学習塾「武田塾」の運営会社(東京)がフランチャイズ(FC)加盟校近くに直営校を開校するのは違法だとして、FC校側が開校の差し止めを求めた仮処分の申し立てで、東京地裁(笹本哲朗裁判長)は運営会社による独占禁止法違反(優越的地位の乱用)を認め、開校の差し止めを命じる決定をした。決定は21日付で、FC校側が22日に記者会見して明らかにした。
引用:読売新聞オンライン https://www.yomiuri.co.jp/national/20231122-OYT1T50236/
著作権侵害問題
武田塾は2022年に、学習塾「開成教育グループ」の出版物等の多数記事を無断で利用したブログをアップロードした件についても訴えられました。訴訟の後、両者間で和解が成立しています。
当社は、2022年12月2日に、武田塾を全国で展開する株式会社A.ver及び武田塾吹田校を運営する株式会社アカデミー・オブ・ファースト・パシフィックに対して当社出版物等の多数記事を無断で利用したブログをアップロードする行為等の差止め、当該行為から生じた損害の賠償及び名誉回復措置等を求める訴訟を大阪地方裁判所に提起しました。
当社は、本件訴訟提起に先立って、上記2社と交渉を行った結果、上記2社は、無断利用の事実を認め、当該ブログ記事は削除したものの、当社が受け入れられない対応に終始しました。そのため、当社は、上記2社と今後交渉を重ねても、真摯な対応、及び再発防止の徹底を望むことができないと考え、やむを得ず、本件訴訟の提起に至りました。
引用:開成教育グループ
【トラブル③】武田塾のやらせ口コミが公に
2021年には、武田塾柏校の口コミが不適切であると問題になりました。内部の講師により、自社の高評価レビューを投稿していることがSNSで拡散され、さらに競合他社に対して低評価の口コミを投稿する指示も出していたことが発覚。武田塾の本部より、謝罪文書も発表されています。
武田塾柏校をフランチャイズで運営する会社社員数人が、2021年3月、同地域にある別の会社が運営する武田塾校舎や競合他社の低評価口コミを投稿した。自校舎の生徒数を増やすため「新しく出来たところで先生も頼りない」などと投稿。内部調査で発覚し、運営本部は柏校のフランチャイズ契約を解除。
引用:アトム法律事務所HP https://atomfirm.com/compliance/cdatabase/20210312-28773
武田塾公式サイトで発表された謝罪文の一部はこちらです。
発覚の経緯
引用:武田塾 口コミ投稿指示の調査報告とお詫び
柏校のものとみられる不適切な口コミ投稿指示画像を内部講師がSNSに投稿
柏校を運営する株式会社アカデミー・オブ・ファーストパシフィック及び、全国の武田塾校舎への調査開始
柏校において、講師へ不適切な口コミ投稿の指示が行われていた事実が発覚
武田塾本部への内部社員の通報により、株式会社アカデミー・オブ・ファーストパシフィックの運営する他校舎においても不適切な口コミ投稿の指示が行われていた事実が発覚口コミ内容
・自校舎への高評価口コミ 多数
・競合他社への低評価口コミ 1件
・他法人の運営する武田塾への低評価口コミ 1件
「やめとけ」は本当に妥当?武田塾の良い口コミも調査
ここまでは武田塾が「やめとけ」と言われる理由として悪評を中心に紹介してきましたが、果たして本当に「やめとけ」という評価が妥当なのでしょうか。好感を持っている口コミも探ってみました。
質というか、毎日やることが決まっているので、何をすればいいか分からない子には良いと思う。
引用:塾ナビ
塾長が誠実であった。また無料相談において2時間という時間をかけてじっくり話をしていただけた。
引用:塾ナビ
見学会時の説明は丁寧でわかりやすく、体験授業も快く引き受けてくれた。子供に対してはきちんと目を見て話すスタイル、子供からの発言を待つスタイルでせかさず良いと思った
引用:塾ナビ
実際には丁寧で的確な指導が受けられたという声も多く存在しました。また、駅近・施設がキレイなど施設面を評価する声も少なくありません。環境の良い教室に入塾できるかどうかで大きく評価が変わるようです。
武田塾に向いている人・向いていない人
進捗管理型(武田塾) | 授業型(一般的な塾・予備校) | |
料金 | ○ | △ |
環境(身近な競争相手) | △ | ○ |
先生との親密度 | ○ | △ |
質問のしやすさ | △ | × |
苦手科目克服 | ○ | △ |
学習進度 | △ | ○ |
大学合格実績 | ○ | ○ |
内申点(定期試験)対策 | ◎ | △ |
社会的イメージ | △ | ○ |
武田塾に向いているのはこんな人!
- 他人を気にせず自分のペースで勉強したい人
- 理解が不十分だと次に進みたくない人
- 勉強習慣がない人
- 話しやすい先生を希望している人
- 内申点(定期試験)対策もしたい人
黙々と自分のペースで勉強を進めたい人にとって武田塾は良い選択肢の一つでしょう。アットホームな雰囲気なので、通いやすいと感じる塾生も多いでしょう。
武田塾に向いていない人
- 授業も進捗管理も両方受けたい人
- どんな環境でも均一で質の高い指導を受けたい人
- 他人との競争意識が高い人
- 通塾を面倒だと感じている人
武田塾は自分で参考書を解く自習スタイルなので授業がありません。授業を受けた上で、参考書や問題集に取り掛かりたい人にとっては少し向いていないでしょう。
「どのように学習を進めたらよいか分からない」という悩みを持つお子さんの場合、学習戦略を指導してくれるコーチングサービスを行っている個別指導型の塾は合っているといえます。とはいえ、学習方法を教えてはくれるものの、授業が全くないというのに不安を感じる人も多いのではないでしょうか。
進捗管理を受けながら授業も受けたい人におすすめの塾は?
そこでおすすめしたいのが、コーチングと授業の両方を行っている個別指導型の塾です。
講師を現役の東京大学生・東京大学院生のみに特化した「オンライン家庭教師 東大先生」は、塾生一人ひとりのタイプを見極めて、ぴったりの学習プランを提案。学習レベルは基礎から応用、定期試験から受験勉強まで幅広く対応可能で、部活と両立したいなど、個人の希望にも寄り添えるのが魅力です。
また、往々にして起こりがちな学習プランの計画倒れにも細やかに対応。そんな実践的な学習戦略を指導できる秘密は、現役の東大生・東京大学院生に限定した講師陣にあります。
東京大学は、日本で一番受験科目が多いことでも有名。そこに合格したという実績は、受験準備期間という限られた時間のなかで、自分に合わせて効率の良い学習方法を導き出し、実践を続け、合格という結果を出したことを証明しています。
在学中の現役にこだわるのは、最新の生きた受験ノウハウを持っているから。もちろん授業においても、全員が日本最高峰の学歴を持っているため、相性を優先して講師を選んでも指導の質が落ちるなどの心配はありません。
さらに担当講師には直接LINEで、また東大生が常駐するオンライン自習室では営業時間中いつでもどこからでも相談・質問できるのも好評です。「勉強の仕方が分からない!」という悩みも、リアルタイムでサポートしてもらえる塾を探している方はぜひ、チェックしてみてくださいね。