【東大生監修】日本史の参考書おすすめ12選を徹底比較!選び方のコツも紹介!

選び方のコツも紹介!日本史の参考書おすすめ12選を徹底比較!

受験科目として日本史を選択している受験生の中には、参考書選びで迷っているという方も多いのではないでしょうか。

書店で参考書を手に取ってみても、何を基準に選べば良いかがわからないと決めるのが難しいですよね。

もちろんどの参考書でも良いというわけではありません。

自分に合った参考書を使えるかどうかで、学力向上の度合いは変わってきます。

この記事では、数ある日本史の参考書の中から特におすすめの12冊を学習目的別に紹介していきます。

また、最適な参考書の選び方についても解説していきますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。

この記事でわかること
  • 日本史の参考書は学習目的に合わせて選択するのが大切
  • 志望校レベルに合った日本史の参考書を選ぶのが合格への近道
  • おすすめの日本史の参考書ごとのレベル
  • 自分に合った特徴のある日本史の参考書
  • 学習目的別のおすすめ日本史の参考書

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目次

自分に合った日本史参考書の選び方

自分に合った日本史参考書の選び方

日本史の参考書を選ぶときは自分に合っているかどうかを確認することが重要です。

例えば「周りの受験生がみんな使っているから」という理由だけで選んでしまっては、その参考書が自分にとって最適かどうかはわかりません。

ここからは、志望校合格に近づくための日本史の参考書の選び方のコツを2つ紹介します。

日本史の参考書の選び方のコツ
  • 志望校のレベルに合った参考書かどうか
  • インプットとアウトプットのバランスを取る

それぞれ詳しく解説していきますので、確認してみましょう。

志望校のレベルに合った参考書かどうか

日本史の参考書選びで重要なことの1つ目は「志望校のレベルに合っているかどうか」です。

日本史は深く勉強しようとすれば、膨大な知識を身につけなければならない科目です。

大学で出題されている日本史のレベルによって、必要な知識の深さが変わります

習得すべき知識量が大きく変わってくるので必ず確認しておきましょう。

例えば志望校が中堅私大の場合や共通テストで日本史を使うだけの場合には、基本的な内容さえ押さえていれば十分に対応できます。

一方で難関私立大学や史学部を志望しているのであれば、基本的な知識に加えて文化史・テーマ史などのさらに深い知識が必要です。

また、大学によっては論述問題を出題するところもあります。

志望校の日本史のレベル・出題傾向を把握したうえで、必要な学習に絞って勉強できる参考書を活用することが大切です。

インプットとアウトプットのバランスを取る

良い日本史の参考書を選ぶコツの二つ目は、インプットとアウトプットのバランスが取れているものを選ぶということです。

日本史は覚えることが圧倒的に多い科目として知られていますよね。

日本で起きた出来事を理解しなければならないので、物語を読むように通史の参考書を利用する人が多くいます。

自分にとって読みやすくまとまっているものはインプットの参考書としてはおすすめですが、知識をインプットしているだけでは入試での得点に繋がりません

なんとなく理解していたつもりでも、いざ問題に取り組むと正答できないということはよくあることなのです。

暗記科目は「わかったつもり」になりがちなので、しっかりアウトプットの練習も重ねることが大切です。

参考書を選ぶときには、インプット・アウトプットがバランスよく取り組めるものを選びましょう。

一冊で収めることが難しければ、インプット用・アウトプット用で複数の参考書を活用するのも良い方法の一つです。

日本史のおすすめ参考書12選を徹底比較!

日本史のおすすめ参考書12選を徹底比較!

おすすめの日本史の参考書12冊を一覧にまとめました。

それぞれの参考書のレベルや特徴について紹介していますので、確認していきましょう。

参考書名対応レベル(初級~上級)参考書の特徴(2点ほど)参考書を使うのに向いている人(2点ほど)
「一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書」
初級・現役公立高校教師が執筆
・ビジュアルが多く分かりやすい
・日本史を初めて学ぶ人
・短期集中で学びたい人
「金谷の日本史『なぜ』と『流れ』がわかる本」
中級・ストーリー仕立てで読みやすい
・時代背景などが含まれているので深く理解できる
・単なる暗記が苦手な人
中堅私大を第一志望にしている人
「日本史B 講義の実況中継」
上級・講義形式なので読みやすい
・深い知識まで収録されている
・授業を受けている感覚で学びたい人
・最難関大学を志望してる人
「時代と流れで覚える – 日本史B用語 –」初級・用語集と問題集がセット
・知識のアウトプットに適している
・分厚い参考書に抵抗がある人
・要点だけを絞って学習したい人
「山川一問一答日本史」中級~上級・共通テストから難関大まで幅広いレベルに対応
・一問一答形式で取り組みやすい
・山川の教科書を使用している人
・共通テストから早慶上智レベルを志望している人
「日本史用語集 改訂版A・B共用」中級~上級・早慶国公立レベルにも対応・6000問以上の問題が掲載・辞書代わりに使用したい人・山川の教科書を使用している人
「イチから鍛える日本史 必修編」初級・頻出問題を中心に構成されている・史料問題を多く掲載・頻出問題を確実に得点したい人
・問題集に初めて取り組む人
「共通テスト過去問研究 日本史B」
中級・共通テストレベルに特化した構成
・計16回分のセンター試験・共通テスト過去問収録
・共通テストを受ける人
・知識の抜けをチェックしたい人
「実力をつける日本史100題」
中級~上級・必修テーマの問題100題収録
・苦手分野を洗い出しに適している
・MARCH以上の大学を志望している人
・通史や一問一答の用語が固まってきた人
「考える日本史論述」上級・思考のプロセスが学べる
・採点基準が細かく掲載されている
・論述問題が出題される大学を志望している人
・独学で論述対策を進めたい人
「攻略日本史 テーマ・文化史 整理と入試実践」
中級~上級・テーマ史と文化史の2部構成
・文化史の問題が多く掲載
・中堅私大以上の大学を志望している人
・テーマごとに知識を整理したい人
「日本史Bテーマ史講義の実況中継」中級~上級・様々な頻出分野の網羅ができる
・論述問題も掲載されている
・通史を一通り終えた総復習をしたい人
・論述問題が出題される大学を志望している人

おすすめの日本史参考書3選【通史編】

おすすめの日本史参考書3選【通史編】

日本史の通史を学びたい人におすすめの参考書を3冊紹介していきます。
それぞれの特徴もまとめていますので、自分に合った通史の参考書を探してみてください。

一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書

おすすめポイント
  • 初めて通史を学ぶならコレ!
  • 公立高校教師のYoutuberが執筆
  • 短期間で終わらせられる

「一度読んだら絶対に忘れない日本史の教科書」は、現役公立高校教師により執筆されています。
初学者や日本史に苦手意識のある人向けの入門編の参考書です。
年号が一切登場しない点や、地図やイラストが多くビジュアルで分かりやすいので、短期間で簡単な通史を一通り終わらせたい人におすすめです。
ただし、収録されているのは日本史を学ぶうえで最低限知っておきたい骨組みのみなので注意。

金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本

おすすめポイント
  • 歴史の流れがわかる
  • 納得して暗記ができる
  • 基礎固めに最適

「金谷の日本史「なぜ」と「流れ」がわかる本」は、全4冊で構成されている人気シリーズの参考書の一冊です。
暗記よりは時代背景や出来事の経緯をストーリーとして頭に入れるための教材なので、「納得して覚えたい」人に特におすすめです。
ただし、難関大を志望する場合はこのシリーズのみでは情報量が十分とは言えません。
基礎固め用の一冊として活用し、その後は別の参考書で知識の補強を図りましょう。

日本史B講義の実況中継シリーズ

おすすめポイント
  • 講義形式の参考書
  • 豊富な知識を身につけられる
  • 最難関大学の対策まで網羅

「日本史B講義の実況中継シリーズ」も日本史の参考書として人気なシリーズのうちの一冊です。
実際に授業を受けているかのような講義形式でまとめられているので、参考書に苦手意識のある人でも取り組みやすい作りになっているのが特徴です。
収録されている知識で最難関大学にも挑めるほどの実力をつけることができます。
一方で情報量が多い分、初めて日本史を学ぶ人や暗記が苦手という人が最初に手にする一冊としては難易度が高いと言えるでしょう。
基礎固めができてから手に取るのがおすすめです。

おすすめの日本史参考書3選【用語編】

おすすめの日本史参考書3選【用語編】

日本史の用語を中心に学べる参考書を探している人向けにおすすめの3冊を紹介していきます。
同じ用語集でも特徴がそれぞれ異なりますので、自分にとって使い勝手の良いものを選ぶようにしましょう。

時代と流れで覚える – 日本史B用語 –

おすすめポイント
  • 流れの中で暗記ができる
  • 用語集と問題集がセット
  • 薄い一冊なので使いやすい

「時代と流れで覚える – 日本史B用語 –」は、用語集と問題集の両方を兼ね揃えている一冊です。
左側のページに時代・出来事・活躍した天皇や将軍が並列して書かれており、右側のページには解説が掲載されています。
どちらもセットの構成になっているため、歴史がより立体的に見えてくる作りになっているのが特徴です。
とても薄い参考書なので、要点だけ絞って学習したい人に特におすすめです。

山川一問一答日本史

おすすめポイント
  • 幅広いレベルの大学に対応
  • 教科書の内容定着率を確認できる
  • 短期間で効率よく用語を習得

「山川一問一答日本史」は、日本史を受験科目としている全ての方におすすめできる一冊です。
収録されている用語は約4600語もあり、共通テストから早慶上智・東大レベルまで幅広く対応可能となっています。
基礎から応用までレベルが分けられているので、自分にとって必要なレベルまでの知識を効率よく覚えることができる構成なのが特徴です。
問題を解きながら効率よく用語の知識を習得することができます。

日本史用語集 改訂版A・B共用

おすすめポイント
  • 一問一答形式なので解きながら知識を増やせる
  • 東大レベルまで全ての用語をカバー
  • 一冊で6,000問以上の問題を掲載している

「日本史用語集 改訂版A・B共用」では、共通テストで問われる用語がほぼ100%収録されています。
あらゆる難易度に対応している問題に一問一答形式で取り組むことができるのが特徴。
早慶・東大レベルまでの全ての単語をカバーしているので難関大学を志望している人におすすめです。
日本史の辞書としても活用できるので、日本史を強みにしたい受験生はぜひ持っておきたい一冊です。

おすすめの日本史参考書4選【問題演習編】

おすすめの日本史参考書4選【問題演習編】

続いて習得した日本史の知識をさらに固めるのに適している日本史参考書を4冊紹介していきます。
知識を身につけるだけでは実際の入試問題には対応できません。
しっかり演習して知識の使い方を身につけることで、入試の得点力アップが期待できます。
各参考書の特徴をまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

イチから鍛える日本史 必修編

おすすめポイント
  • 問題集に初めて取り組む人向け
  • 必修レベルの問題を中心に収録
  • 解説が丁寧なので独学でも取り組みやすい

「イチから鍛える日本史 必修編」は、問題集の一冊目としておすすめです。
必修レベルの問題を中心に良問が揃っているので、入試に頻出とされる問題の対策が可能となっています。
膨大な知識を整理するためにも受験までに一度は取り組んでおきたい参考書と言えるでしょう。
解説も丁寧なので、解答までのプロセスをしっかりと学ぶことができるのも本書の特徴です。

共通テスト過去問研究 日本史B

おすすめポイント
  • 計14回分のセンター/共通テスト過去問収録
  • 知識の抜けをチェックできる

「共通テスト過去問研究 日本史B」共通テストで日本史を使う受験生はぜひ取り組んでおきたい一冊です。
計16回分のセンター・共通テスト過去問が収録されているので解いていく中で頻出の問題や出題の傾向を把握することができるでしょう。
また、共通テストはまだ過去問が少なく形式も変化する可能性が高いので、「共通テスト予想問題集」もセットで対策しておくのがおすすめです。

実力をつける日本史100題

おすすめポイント
  • 必修テーマの問題100題収録
  • 苦手分野を洗い出せる

「実力をつける日本史100題」は、タイトル通り日本史の必修テーマを100題の問題(時代別75題、テーマ史20題、論述5題)を通じて確認できる一冊です。
難易度はやや高めの設定となっているので、通史や一問一答の用語もほぼ固まってから取り組むようにしましょう。
MARCH以上の大学を志望している人には特におすすめできる参考書です。
ただし、早慶レベルの用語はカバーしきれていない部分があります。
早慶志望を志望している人はこの一冊に取り組んだうえで、レベルをもう一段階上げた参考書も使うと良いでしょう。

考える日本史論述

おすすめポイント
  • 採点基準が細かく掲載
  • 思考のプロセスが学べる
  • 論述問題を独学で対策できる

「考える日本史論述」は、論述問題に特化した参考書です。
論述問題が出題される大学を受験する人はぜひ取り組んでおきましょう。
特に、採点基準や考え方が丁寧に掲載されているので独学で論述対策するという人には特に適しています
過去問に取り組む前の最終演習として活用すると良いでしょう。
ただし、解説にはハイレベルな内容が含まれているので、基礎内容のインプットが終わってから取り組むのがおすすめです。

おすすめの日本史参考書2選【テーマ史・文化史編】

おすすめの日本史参考書2選【テーマ史・文化史編】

受験する大学によってはテーマ史や文化史を出題するところもあります。
志望校の出題傾向を確認し、テーマ史・文化史が含まれているようであれば必ず対策しておきましょう。
知っていれば解けるという内容がほとんどなので、力を入れて勉強しておくことで得点源にすることもできます。
おすすめの参考書2冊を紹介していきますので、ぜひ参考にしてみてください。

攻略日本史 テーマ・文化史 整理と入試実践

おすすめポイント
  • テーマ史と文化史の2部構成
  • 文化史の問題を多く掲載
  • テーマごとに知識が整理できる

「攻略日本史 テーマ・文化史 整理と入試実践」は、テーマ史と文化史の2部で構成されている参考書です。
特に文化史の問題が多く掲載されており、解説も詳しく丁寧なのが特徴。
中堅私大以上の大学を志望する人や、テーマごとに知識を整理したい人におすすめの一冊です。
断片的な知識を繋がりを理解しながら線にして定着を図ることができます。
実践形式の問題になっているので入試の得点力向上にも効果的です。

日本史Bテーマ史講義の実況中継

おすすめポイント
  • 頻出分野の様々な問題を網羅できる
  • テーマ史の側面から日本史を見る視点が身につく
  • 論述問題も掲載されている

「日本史Bテーマ史講義の実況中継」は、通史編で紹介した「日本史B講義の実況中継シリーズ」のテーマ史版です。
「史学史」「女性史」「政治史」「金融史」などの様々な入試の頻出分野が網羅されています。
テーマ史の側面から日本史を学習するうえで「着眼すべき視点」が身につき、より深い学習に繋げることができるでしょう。
論述問題も掲載されているので、難関大の対策としても有効な一冊です。

自力で進めても成績が上がらないなら「東大先生」を利用しよう!

自力で進めても成績が上がらないなら「東大先生」を利用しよう!

日本史は暗記科目と言われていますが、実際にはただ覚えるだけではなく時代の背景などの理解が重要な科目です。

独学で取り組むだけでは深い理解まで繋げられず、なかなか得点に結びつかないという受験生も多いのではないでしょうか。

独学では難しいと感じるのであれば、「東大先生」を利用するのがおすすめです。

わからないところの指導はもちろん、自分に合った参考書の使い方についてもサポートしてもらえるので学習の効率を上げることができます。

「日本史を入試の得点源にしたい!」「もっと効率的に日本史を勉強したい!」という人は「東大先生」の利用を検討してみてはいかがでしょうか?

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