松山東高等学校（愛媛県）の偏差値は？入試情報や進学実績を解説

2024年9月16日

松山東高校の偏差値ってどのくらいかな？

入試情報や進学実績が知りたい…

このように感じてはいませんか？

松山東高校は愛媛県松山市にある共学の県立高校です。偏差値、進学実績ともに愛媛県内トップの高校となっています。

また、文武両道を掲げている学校の方針から、部活動も活発に行われており、1年生は必修参加となっているなど特色の多い伝統校です。

本記事では、松山東高校の偏差値・倍率や入試情報、進学実績などについて解説しますので、自分に合った学習計画を立てて、受験対策を進めていってください。

この記事のポイント

松山東高校の偏差値は69で愛媛県内でトップクラス
松山東高校の倍率は1.06倍前後で推移している
進学実績は、国公立と難関私大に毎年多数の合格者を輩出
松山東高校の入試対策は、自身の学力把握と学習計画が重要
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松山東高校の偏差値・倍率

松山東高校の偏差値・倍率について解説します。受験への準備をスムーズに進めるために各情報を確認しておきましょう。

松山東高校の偏差値と推移

2024年の松山東高校の偏差値は69です。私立を含めた愛媛県内でもトップクラスの偏差値となります。また、直近5年間も下表のとおり69で一貫しています。

2019	2020	2021	2022	2023
69	69	69	69	69

松山東高校は、伝統ある進学校として長年トップの偏差値を維持している県立高校と言えるでしょう。

松山東高校の倍率と推移

松山東高校の2024年における志願倍率は1.06倍でした。また、過去の推移は以下のとおりです。

2019	2020	2021	2022	2023
1.1	0.22	1.09	1.04	1.05

2019年は1.1倍でしたが、2021年から年々下がっているため、近年は減少傾向にあることがわかります。

ただし、少子化等の影響から、愛媛県立高校全体の全日制倍率は0.87倍となっています。松山東高校は比較的高い倍率で推移していると見ることもできるでしょう。

愛知県の高校偏差値ランキング

松山東高校の愛媛県内および全国における偏差値ランキングは下表のとおりです。

愛媛県内	2位 / 149校中
愛媛県内公立	1位 / 105校中
全国	190位 / 9819校中

参照元：みんなの高校情報

松山東高校の偏差値は、愛媛県内公立では1位、私立を含めても2位となっており、文字通りトップクラスの偏差値を誇っています。

国公立大学や難関私立大学への進学を目指す愛媛県の生徒にとって、松山東高校は非常に魅力的な学校と言えるのではないでしょうか。

松山東高校の併願校

松山東高校の併願校の一例を紹介します。

高校名	学科	偏差値	公立私立
愛光高校	普通科	75	私立
新田高校	スーパー特進	64	私立
済美高校	特進エクセレント	58	私立

上記の高校は、松山東高校と同様の偏差値や特色、進学実績を持つことから併願校として候補にあがることが多くなっています。

なお、併願校を検討する際は、偏差値だけでなく、地理的条件や教育内容、進学実績や進路指導などについて自身でもよく確認し、家族とも相談の上で考えることが重要です。

松山東高校の入試情報

それでは実際に松山東高校を受験するために必要な情報について見ていきましょう。

松山東高校の入試方式

松山東高校は愛媛県立高校であるため、愛媛県県立高等学校入学者募集要項にしたがって実施される入試により選抜されます。主な情報は以下のとおりです。

項目	詳細
募集人員	360名（推薦含む）
試験科目	・学科試験（国語、理科、社会、数学、英語）・国語では作文が別途あり・面接
選抜方法	・報告書、学力検査、面接の結果を資料とし、松山東高校の特色や学校への適性等を総合的に判定して入学者を選抜する。・第1選抜および第2選抜の順に選抜して合格者を決定する。・第2選抜における比率は、学力検査（6割）、調査書（2割）、面接等（2割）とする。
その他	・第1選抜は、受験者の中で調査書点（内申点）の上位90％を対象に実施し、合格者の7割を決定する。・第2選抜は、残りの3割を決定する。

学科試験は5教科あり、国語では作文が別途実施されます。また、内申点や面接の結果に加え、松山東高校への適性等から総合的に判定するとされているため、入念な対策が必要となるでしょう。

合格者の7割を第1選抜で決定するため、内申点で上位に入れるよう、普段の中学校生活からしっかりと取り組む必要があります。

松山東高校の合格ライン

松山東高校の合格を目指す上では、合格者の7割が決まる第1選抜の対象者になることが重要です。そのためには内申点で上位に入らなければなりません。

ずばり、第1選抜に入るために目標としたい内申点は、3年間で120点（1教科4.4点ほど）です。この点数が平均と言われています。各教科で4と5が半々くらい並ぶイメージです。なお、内申点110点を切ると第1選抜に入れず第2選抜になる可能性が高くなってきます。

それらを踏まえ、入試本番での学力検査点数の目標は以下のとおりとなります。

第1選抜　210点（各教科42点）
第2選抜　225点（各教科45点）

上記点数が松山東高校の合格を目指す上での目安点となります。

第2選抜では学力検査点の比率が高まることに加え、内申点の不足分をカバーするために第1選抜よりも高得点を目指す必要があるでしょう。

松山東高校の入試対策

松山東高校の入試対策では、各教科の学習に加え、作文や面接、内申点など総合的な対策が必要となります。ポイントをいくつかまとめたのでご覧ください。

自身の現状（学力、残り期間など）を正確に把握する
松山東高校の入試方法を確認する
過去問を研究し、各教科の傾向と必要な学習内容を抑える
自身の現状に合った学習計画を立てる
学力検査対策だけでなく、面接や作文の練習もしておく

最難関高である松山東高校の合格を目指すためには、自身の状況を正確に把握し、残り期間で必要な勉強を必要な分だけ取り組んでいく必要があります。

また、面接や作文も合否に影響するため入念な対策や練習が必要です。第1選抜の対象者となれるよう、中学校の授業や定期テストもしっかりと対策して臨む必要があります。

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東大先生の指導を受けることは、松山東高校の合格を目指す上で最適の選択肢となるでしょう。

松山東高校の学校概要

偏差値や入試情報が確認できたところで、松山東高校の基本情報について紹介していきます。

松山東高校は愛媛県松山市にある県立の男女共学校で、偏差値や進学実績はトップの高校です。長い歴史を持つ伝統校であり、正岡子規、大江健三郎は松山東高校の出身です。

文武両道を掲げている松山東高校では部活動も盛んで、ほとんどの生徒が参加して活気ある活動が行われています。1年生は部活動が必修であるという特色を持っています。

【基本情報】

正式名称	愛媛県立松山東高等学校
国公立私立	公立
生徒数	約1,000名
電話番号	089-943-0187
住所	愛媛県松山市持田町二丁目2番12号
アクセス	伊予鉄道城南線　勝山町駅　徒歩6分

松山東高校の教育目標

松山東高校の公式HPに掲載されている教育方針などについて紹介します。

【教育方針】

高い知性と豊かな創造性を身に付け、新しい文化の発展に貢献する人間を育成する。
高い道義心と公正な判断力を身に付け、人類の福祉増進に寄与する人間を育成する。
たくましい気力・体力を身に付け、平和な国家社会の実現に努力する人間を育成する。

【校訓】

自律（理想をめざし、自己をきたえる）
協同（個性をいかし、調和につとめる）
創造（英知をみがき、未来をひらく）

【指導目標】

高く、広く、そして豊かに
感動ある授業の展開と鍛え育てる個別指導の充実
豊かな個性の伸長と適切な進路指導の推進
気力・体力の充実と良識ある生活態度の育成

松山東高校では、学習や部活動によって自己を自律的に鍛え、個性を活かしながらも周囲と調和しながら未来を切り拓いていく人間育成を目指していることがわかります。

松山東高校のカリキュラム

松山東高校では、1年次から大学進学を念頭に置いた学習指導を組織的におこなっています。

1年次は全科目を共通に学習し、基礎的・基本的な内容の定着を目指します。2年次からは、各自の進路希望に応じて文理別類型を選び、さらにいくつかの科目を選択して学習するようになります。

3年次では志望校を決定し、面談や特別講座を受けながら合格のために自身に必要な学習を計画的に実施していくようです。

松山東高校では1人1台端末が整備され、ICTを活用した学習も行われています。また、数学や理科では公式を丸暗記するのではなく、なぜ公式が導き出されるかを考えることで論理的思考力を磨いているようです。

松山東高校の部活動

松山東高校では、ほとんどの生徒が部活動に参加して活発に活動しています。各部活動の一覧は下表のとおりです。

体育的部門	文化的部門
野球部ラグビー部サッカー部バスケットボール部（男／女）テニス部卓球部バドミントン部（男／女）バレーボール部（男／女）ボート部陸上競技部柔道部ソフトテニス部（男／女）剣道部ダンス部登山部ハンドボール部（男／女）弓道部	写真部美術部書道部コーラス部吹奏楽部茶道部華道部物理部化学部生物部演劇部 SGH部文芸・俳句部天文地学部ギター研究部放送部弦楽部囲碁・将棋部読書部かるた部
生産部門	奉仕的部門
パソコン部調理部服飾部	VYS・JRC

４つの部門に分かれた様々な部活動があります。自分の興味にしたがって打ち込める部活動がきっと見つかりそうです。

在校生・卒業生の声

松山東高校の学校要覧に掲載されていた在校生と卒業生の声を一部紹介します。

在校生
姉2人も東高生で、運動会や勉強など何事にも生徒が主体的に取り組む姿に憧れていました。入学してみると、個性的な仲間、部活動で熱心にアドバイスをくれる先輩、考えを深める授業をしてくれる先生方の存在がありました。勉強、部活動、学校行事の「三立」を果たす生徒が東高には多いです。東高は自分の可能性を大きく広げてくれる学校です。

卒業生（ベンチャー企業代表取締役）
東高卒業生の大半が「東高で青春したおかげで、今の自分がある！」と熱く語ります。東高では、勉強・部活・学校行事・恋愛を青春BIG4と呼んでいます。青春BIG4を全て充分に経験することは難しいのですが、皆でその目標に向かって熱く行動した経験が今に生きています。自ら起業した今も、当時のように挑戦の毎日です。東高で仲間とともに挑戦することは、皆さんの可能性を広げ、豊かな人生を築く礎になると思います。

在校生と卒業生の声を聞くと、松山東高校がすばらしい学校であることが再認識できますね。勉強、部活動、学校行事の「三立」が全生徒の合言葉となっていますが、恋愛が加わった青春BIG4も挑戦のしがいがあるかもしれません。

松山東高校に合格することができれば、素晴らしい仲間や先生に囲まれた青春を謳歌することができそうですね。