【2024年】高大接続改革を積極的に取り組んでいる中高一貫校ランキング|

大学進学を目指す人にとっては、高校から現役でスムーズに大学に進学したいでしょう。高校時代には志望する大学が決まっていないと、志望する大学に焦点を当てて勉強することが難しくなります。自分の通っている高校が大学と連携しているのであれば、志望校も絞りやすくなるかもしれません。場合によっては、「指定校推薦」を受けることができるかもしれません。

本記事では、どの高校が大学と接続しているのかと「高大接続」が及ぼす影響、「高大接続」している高校に入学するためにどうずれば良いのかを記しました。

目次

「高大接続改革」とはどのような改革なのか

「高大接続改革」とは、高校・大学・大学入試の3つを結ぶ改革です。

文部科学省によると

  • 「学力の3要素」を育成・評価することが重要
  • 義務教育段階から一貫した理念の下、「学力の3要素」を高校教育で確実に育成する
  • 大学で高校教育の更なる伸長を図るため、それをつなぐ大学入試でも多面的・総合的に評価する

上記を一体化した改革を進める必要があるとされています。変化の激しい時代の今、新たな価値を創造する力を育てるための改革が必要であり重要になるのです。

「高大接続」を進めている高校ランキング

 ここでは、「高大接続」を進めてる高校を10校に絞って紹介します。

東洋大学京北中学高等学校

学校概要

所在地〒112-8607 東京都文京区白山2-36-5
電話03-3816-6211
男・女共学
接続している大学東洋大学
学校概要1・1898年(明治31)年10月18日 創立
2・校地 約18,571平方メートル
3・中学校 1年 4クラス/2年 4クラス/3年 4クラス 
4・高校  1年 10クラス/2年 10クラス/3年 10クラス
偏差値(2024年度版)中学 53~57
高校 56
力を入れている教育など1・ものの見方や考え方の基礎を身に付けることに重点を置いた教育を実践している。
2・自己の哲学(倫理観・人生観・世界観・真理の探究)を備え持ち、世のため人のために尽くすことのできる人材の育成に力を注いでいる。
3・「本当の教養(知識の多さだけではなく、物事を俯瞰して観る力、深く考える力、物事を様々な面から捉えられる豊かな心、他者の立場を理解して行動する思いやりの心を備えた教養)を身に付けた国際人の育成を目指している。
公式サイトhttps://www.toyo.ac.jp/toyodaikeihoku/
参考:おもに、https://www.toyo.ac.jp/toyodaikeihoku/を元に、まとめました。

高大接続の取り組み

東洋大学京北中学高等学校では、東洋大学と高大連携の取り組みを進めており、授業だけでは得ることができな
い体験をする機会を設定しています。中学3年生では、食環境科学部・生命科学部・健康スポーツ科学部の教員・大学院生・大学生が放課後に6つのチームに分かれた生徒たちの1年間の研究を指導・サポートする「未来の科学者育成プロジェクト」という取り組みを行っています。

高校では東洋大学の附属高校3校(東洋大学附属姫路高等学校・東洋大学附属牛久高等学校・東洋大学京北高等学校)の生徒が、合同で参加して大学の授業を体験します。大学の授業を受講し、グループワークや実習、実験などに取り組み、調べたことや結果などを発表する活動を通して、進学への意欲を高めることができます。

また、国際教育の一環として、東洋大学の留学生を本校に招きじっくりと英語によるやりとりを行う「Let’sChat in English」という取り組みを中学と高校それぞれ3回ずつ行っており、生徒たちは留学生との親睦を深め、英会話の力を高めています。

三輪田学園中学校・高等学校

学校概要

所在地〒102-0073 東京都千代田区九段北3-3-15
電話03-3263-7801 
男・女・共女子
接続している大学法政大学・東京女子大学・津田塾大学
学校概要1・1902年三輪田に女学校4月1日に開校(生徒定員300名)
2・三輪田眞佐子により1887年翠松学舎を開校。当初は男子部、女子部併設だったが、近代女子教育の必要性を感じた眞佐子は、男子部を閉じた。これが現在の三輪田学園の前身となった。
偏差値(2024年度版)中学 42~52
高校 なし(中学受験時のみ生徒を募集しているため)
力を入れている教育など1・「誠実であること」を最も大切としている。
2・校歌の歌詞にある「誠のほかに道なし」を常に念頭に置き、一日一日を充実して過ごすことが、「道=人間の正しい生き方」を実践することになると考え、それが「徳才兼備」の女性に一歩ずつ近づいていくという三輪田眞佐子の教えがある。
3・どんなときにも誠実さを行動基軸に置く生き方を学んでいる。
公式サイト三輪田学園中学校・高等学校 (miwada.ac.jp)
参考:おもに、三輪田学園中学校・高等学校 (miwada.ac.jp)を元に、まとめました。

三輪田学園中学・高等学校では、法政大学・東京女子大学・津田塾大学とで、高大連携のプログラムを組んでいます。在校生が大学での授業を受けることができる機会を多くし、大学の説明、模擬講義を受講します。法政大学と三輪田学園高等学校は、2015年度から高大連携協定を結んでいます。今日までに、法政大学の先生による理科の実験教室を体験したり、外交人留学生との交流などの高大連携の取り組みを進めてきています。

また、指定校推薦制度と協定校推薦制度も設けています。指定校推薦制度では、学部や学科、人数を大学が指定し、生徒はその中から自分の進路を考えます。協定校推薦制度では、学部・学科の指定はありません。すべての学科から決定することができます。ただし、最大30名とのことです。

日本学園中学校・高等学校

学校概要

所在地〒156-0043 東京都世田谷区松原2-7-34
電話03-3322-6331
男・女・共男子
接続している大学明治大学
学校概要1・明治の大教育者であった杉浦剛が創立した東京英語学校が日本学園の前進。
2・「まさかのときに役立つ人間になれ」「人は得意な道で成長すればよい」の考えで創立された。
偏差値(2024年度版)中学 53~56
高校 47~55
力を入れている教育など1・能動的に自ら課題を発見し、その解決方法を模索することで思考力や判断力を高め、問題を解決する能力を身につけることができる教育を実践している。
2・過去の常識にとらわれない、柔軟な発想力・想像力を高め、これからの時代に対応する人間固有の力を身につけることができる教育を実践している。
3・自分とは異なる考えや文化をもった「他者」を受け入れ自分自身の意見や考えを表明できる能力を身につけることができる教育を実践している。
公式サイト教育方針 | 日本学園中学校・高等学校 (nihongakuen.ed.jp)
参考:おもに、教育方針 | 日本学園中学校・高等学校 (nihongakuen.ed.jp)を元に、まとめました。

高大接続の取り組み

日本学園中学・高等学校では、相互の建学の精神を理解・尊重し、両法人並びにその設置学校の発展を図るため、明治大学と連携しました。2026年には、男子校から男女共学になります。「明治大学付属世田谷中学校、明治大学附属世田谷高校」と校名が変更されます。日本学園の教育方針である「個性の尊重」と明治大学の「個を強くする」教育理念が共通することから、系列化を実施し、一貫した高大連携教育を行うことになりました。

日本学園では現在、今の中学校、高等学校とは異なる特色を出すための改革が行われています。教員の教育力の向上、推薦制度、法人の連携などについての協議を重ねています。

麹町学園女子中学・高等学校

学校概要

所在地〒102-0083 東京都千代田区麹町3-8
電話03-3263-3011
男・女・共女子
接続している大学東洋大学・東京女子大学・共立女子大学・女子栄養大学・成城大学・日本女子大学
学校概要1・1905年、かねてから女子教育の必要性を感じていた大築佛郎によって創立された。
2・令和7年には、創立120年を迎える
3・豊かな人生をデザインできる自立した女性を育てることを教育目標としている。
偏差値(2024年度版)中学 35~41
高校 53
力を入れている教育など1・これからの時代に必要な「見える学力(知識や技能)」と「見えない学力(思考力・判断力・表現力等)」を合わせたみらい型学力を育成している。
2・英検2級の取得やテストで高得点を目指し、社会に出たときに使える英語の力を身につけることができる教育を実践している。
3・放課後の個別指導、担任やカウンンセラーによるサポートが充実している。
公式サイト麹町学園女子中学校・高等学校 (kojimachi.ed.jp)
参考:おもに、麹町学園女子中学校・高等学校 (kojimachi.ed.jp)を元に、まとめました。

高大接続の取り組み

麴町学園女子中学・高等学校では、東洋大学・東京女子大学・共立女子大学・女子栄養大学・成城大学・日本女子大学と高大連携を締結し、実践を進めています。おもに、日本女子大学と麹町学園の教育交流、連携には力を入れています。日本女子大学とだけではなく、上記の大学と連携をし、大学の授業や行事を受けることができます。大学の教員が麹町学園で講義をするという出前講義も行われ、生徒の学習意欲を高めたり進路を決定したりする際の情報を手に入れられるようにしています。

吉祥寺女子中学・高等学校

学校概要

所在地〒180-0002 東京都武蔵野市吉祥寺東町4-12-20
電話0422-22-8117
男・女・共女子
接続している大学東京医科大学
学校概要1・1938年に守屋荒美雄が吉祥寺女子中学高校の前身である帝国第一高等女学校を創立する。
2・荒美雄が開校直前に急逝したため、美賀雄が父の遺志を引き継いだ。
偏差値(2024年度版)中学 64~65
高校 なし(中学受験時のみ生徒を募集しているため)
力を入れている教育など1・10代前半から後半の知識欲と柔軟な発想力を大切に育て伸ばしていくために、独自の教材や指導法(発表、レポート、グループ学習)を随時バージョンアップさせるなど、工夫と努力を重ねつつ実践している。
2・人生をより豊かに主体的に過ごすための手段として、「ライフスキル・プログラム」を導入している。学年やクラス単位で、ロングホームルームの時間や行事などを通じてライフスキルを習得できる教育を実践している。
3・人生をより豊かに主体的に過ごすための手段として、「ライフスキル・プログラム」を導入している。学年やクラス単位で、ロングホームルームの時間や行事などを通じてライフスキルを習得していきます。
公式サイト吉祥女子中学・高等学校 (kichijo-joshi.jp)
参考:吉祥女子中学・高等学校 (kichijo-joshi.jp)を元に、まとめました。

高大接続の取り組み

吉祥寺女子中学・高等学校では、東京農工大学、東京外国語大学、東京学芸大学、国際基督教大学、順天堂大学、東京医科大学、東京理科大学と高大連携の協定を結んでいます。それぞれの大学の先生方の出張講義を受け、これからの進路の意識を高めることができます。吉祥寺女子中学・高等学校では、以前より理科の授業では多くの実験を大切にし、生徒の興味や関心を高めてきました。実際の大学の授業を体験することで、進路を決定する際の参考にできます。

大学の先生の授業を聞くだけでなく、大学生や大学院生が大学の案内をするイベントもあります。2024年3月27日には、吉祥女子中学・高等学校と東京理科大学で高大連携協定を締結しています。相互の教育を通じて、大学が中学・高校に求めている教育内容、学生像などを知ることができ、中学校・高等学校の活性化を図っています。今後も、各大学との連携をより強めていくとのことです。

東海大学付属相模高等学校・中等部

学校概要

所在地〒252-0395  神奈川県相模原市南区相南3-33-1
電話042-742-1251
男・女・共共学
接続している大学東海大学
学校概要1・松前重義により創立された。
2・松前はデンマークの教育に感銘を受け、「望星学塾」を開設した。これが東海大学の前身となった。
偏差値(2024年度版)中学 40~45
高校 59
力を入れている教育など1・基礎学力の充実を実現するために、「高校現代文明論」という科目を中心に文系・理系という枠にとらわれないカリキュラムを編成している。
2・知識偏重の教育ではなく問題発見・解決型の授業を展開し、生徒主体・生徒参加型の学びの中で知能を磨き、高い学力を身につけられる教育を実践している。
3・付属相模高校入学までの春休みを利用して、卒業生(希望者)を対象にハワイ東海インターナショナルカレッジ(HTIC)のキャンパスで14日間の英語研修を行っている。高等学校には「ハワイ中期留学制度」がある。
公式サイト東海大学付属相模高等学校・中等部 (tokai.ed.jp)
参考:おもに、東海大学付属相模高等学校・中等部 (tokai.ed.jp)を元に、まとめました。

高大接続の取り組み

東海大学付属相模高等学校・中等部は、東海大学と連携し、中高大一貫の教育を行っています。幼稚園から大学まで「建学の精神」を大切にした一貫教育を実践し、社会に貢献できる人間を育てます。東海大学付属相模高等学校・中等部では、約80%の中等部の生徒が東海大学に進学しているとのことです。受験のための詰め込み教育ではなく、生徒がより深く学べるようになるための教育を進めています。

高大連携の教育実践の一例として、東海大学短期学部食物栄養学科と東海大学付属相模高等学校・中等部の食物研究同好会とで授業があります。「青年期の食事と健康」について学びました。また、主に高校3年生を対象とした「高大連携の総合試験」を実施しています。2日かけて行われます。1日目には5教科の試験、2日目には小論文のテストが行われます。

千葉日本大学第一中学校・高等学校

学校概要

所在地〒274-0063 千葉県船橋市習志野台8-34-1
電話047-466-5155
男・女・共共学
接続している大学日本大学
学校概要1・昭和43年に、東京両国の日本大学第一高等学校の兄弟校として、船橋市習志野台に千葉日本大学第一高等学校が創立された。
2・2年後に中学校が併設される。
偏差値(2024年度版)中学 45~56
高校 61~62
力を入れている教育など1・6年間を3段階に分けて、成長にあわせた指導を行っている。
2・中1、中2の「前期」は生活習慣を徹底し、学習に臨 む姿勢を確立する。中3、高1は、将来の志望を固める重要な「中期」として、基礎力を確認しながら高度な学習をしている。
3・高 2、高3の「後期」では、文系・理系の選択、日大・他大選択を含めた具体的な目標が実践できるように教育している。
公式サイト千葉日本大学第一中学・高等学校 (chibanichi.ed.jp)
参考:おもに、千葉日本大学第一中学・高等学校 (chibanichi.ed.jp)をもとにまとめました。

高大接続の取り組み

千葉日本大学第一中学・高等学校は、日本大学と連携して、様々な取り組みを進めています。文系、理系、医療、スポーツなど16学部にわたる幅広い分野の学問を学ぶことができます。夏には、希望者を対象に医学部、薬学部、歯学部、理工学部、文理学部などの学部で授業を体験することができます。千葉日本大学第一中学校・高等学校では、特に中学生を対象としたイベントが多く設定されています。

中学1年生は、毎年、日本大宇理工学部の集中講義を受けます。中学3年生と高校1年生を対象とした天文の講座も開かれています。毎年20人ほどが参加し、新潟県南魚沼市にある「八海山セミナーハウズ」を訪ね、2泊3日で大学生と一緒に天文学を学びます。数学と英語を苦手としている中学1年生から3年生を対象に大学生がチューターとなって指導してくれる「学習サポータ室」も開かれています。

高校では、原則1年生と2年生を対象にして高大連携の取り組みが行われています。特に、医学、歯学、薬学系との連携が充実しています。希望者を対象に夏休みに4日間行われ、実際に手術室や救命センターなどに入って医師などの仕事を観察します。

中央大学付属中学校・高等学校

学校概要

所在地〒184-8575 東京都小金井市貫井北町3-22-1
電話042-381-5413
男・女・共共学
接続している大学中央大学
学校概要1・1990年4月に東京府豊多摩郡落合村(現在の新宿区下落合)の近衛家屋敷地内に創立。
2・「質実剛健」をもとに、「明るく・強く・正しく」の校訓を掲げ、知育・徳育・体育の調和を目指した教育活動を展開している。
偏差値(2024年度版)中学 59~61
高校 71
力を入れている教育など1・中学では、恵まれた環境と教育と独自のプログラムを体験しながら、自ら考え、判断し、行動する力を養っている。
2・高校では、「自主・自治・自律」の真髄である126文字の基本ルールを理解し、幅広い基礎学力を養い、より深い知見を教養総合で育んでいる。
3・自主・自治・自律を基本とする、自由な校風の基、未来をたくましく歩む土台をつくっている。
公式サイト教育・学校生活 | 中央大学附属中学校・高等学校 (chuo-u.ac.jp)
参考:おもに、教育・学校生活 | 中央大学附属中学校・高等学校 (chuo-u.ac.jp)をもとに、まとめました。

高大接続の取り組み

中央大学附属中学・高等学校では中央大学と高大連携の取り組みを進めています。「自分の進路を決定する」「自主的に学び行動できる」ことを目指して、高大連携を充実させています。大学受験に縛られず、自分の興味ある分野の学習に取り組めるようにと、中央大学理工学部と連携、協力しています。理系の専門性が強いため、自分の進路を決定する際には、学科選びを慎重にすることが大切です。そのため、中央大学附属中学・高等学校では、大学の雰囲気や授業を受け、先輩からアドバイスを受けつつ進路を考えることができるようにしています。

また、8月には、中央大学理工学部のオープンキャンパスで、附属校卒業生が大学の講義内容を説明してくれます。大学の研究室なども自由に見学できます。自分の将来を見据えて進路を考えることができる機会となります。

土浦日本大学中等教育学校

学校概要

所在地〒 300-0826  茨城県土浦市小松ヶ丘町4-46
電話029-822-3386
男・女・共共学
接続している大学日本大学
学校概要1・平成15年4月に開校した土浦日本大学中学校を前身として茨城県初の中等教育学校として、平成19年に開校した。
2・土浦日本大学学園建学の精神に基づいて、自主自立の気風を養っている。
3・世界の平和と人類の福祉に貢献できる人材を育成している。
偏差値(2024年度版)40~55
力を入れている教育など1・公正な精神のもとで『卓越性』を達成することを目指している。
2・社会という文脈の中で『読み解く力』を高める実践をしている。
3・『相互依存』の関係を構築して主張できる教育を進めている。
公式サイト学校紹介 | 土浦日本大学中等教育学校 (tng.ac.jp)
参考:おもに、学校紹介 | 土浦日本大学中等教育学校 (tng.ac.jp)を元に、まとめました。

高大接続の取り組み

土浦日本大学中等教育学校では、日本大学と高大連携し、様々な取り組みを進めています。大学の訪問や講座を開いたり、実験施設の見学などを実施したりしています。そのなかでも「日本大学出張講義」は、最も力を入れている取り組みです。16学部、80学科を超える学科があり、実際の大学レベルの教育、授業を各学部の教授、准教授から受けることができます。生徒たちは、学問の楽しさを知ったり、進路決定の参考にしたりしています。

過去の一例を挙げると、法学部の法律学科では「法とは何か」、文理学部化学科では、「歴史を変えた? 化学物質について」、経済学部経済学科では、「データーから見た日本経済」理工学部まちづくり工学科では、「まちをデザインする仕事」、商学部商学科では、「マーケティングって何だろう? 消費者の頭をのぞく」、文理学部心理学科では、「人はなぜ騙されるのか?」などを学びました。このほかにも様々な学部学科で講座が開かれていました。

佐野日本大学中等教育学校

学校概要

所在地〒327-0192  栃木県佐野市石塚町2555
電話0283-25-0111
男・女・共共学
接続している大学日本大学
学校概要1・1998年に創設された佐野日本大学中学校が前身の学校である。
2・中学校は、佐野日本大学高等学校と一緒に中高一貫教育をしていた。2013年3月31日には、中学校が廃止されたが、4月1日には、中等教育学校が新しく設立された。
偏差値(2024年度版)50~52
力を入れている教育など1・6年間を3つのステージに分けて教育している。ファーストステージ(1・2年)では基礎学力をつける。セカンドステージ(3・4年)では応用力をつける。ファイナルステージ(5・6年)では、大学入試対策を行う。
2・学校行事に力を入れ、グローバル社会で活躍できる人材を育成している。
3・IC教育に力を入れている。生徒がみな自分専用のPCを持ち、学習を進めている。
公式サイト佐野日本大学中等教育学校 (sano-nichidai.jp)
参考:おもに、佐野日本大学中等教育学校 (sano-nichidai.jp)を元に、まとめました。

高大接続の取り組み

佐野日本大学中等教育学校では、主に2つの日本大学との高大連携プログラムを探究活動に組み込んでいます。

1つ目は生徒の探究活動へのサポートです。大学から事前に多くのテーマを頂き、その中から生徒がテーマを選択することで、生徒の興味関心と大学の専門性をマッチングさせています。今年度も多岐に渡るテーマについてサポートを頂いています。また、適宜、大学と高校を行き来することで、講義や実験など大学の学問や施設に直接触れることができます。

2つ目は探究フィールドワーク(一日体験講座)の実施です。マイクロプラスチックの採集や再利用の実験を行ったり、街を散策し、現役の大学生と経済学の視点からディスカッションを行ったりと知的好奇心を駆り立てるようなプログラムを数多く企画しています。

これらの取り組みを通じて、生徒たちは経験を積み、視野を広げ、より具体的な進路選択をすることができます。

「高大接続」は女子高に多くある

先の「高大接続」を進めているランキングから「高大接続」をしているは、女子高に多くあることが分かります。ここでは、先のランキングであげた女子校以外の女子校を紹介します。そのうえで、「高大接続」をしている女子高にはどんな特徴があるのか、考えます。おもに、大妻嵐山中学・高等学校をとりあげます。

大妻嵐山中学・高等学校の特徴

大妻嵐山中学・高等学校について、最初に、ランキング10選で見てきたのと同じように表にしてみます。

所在地〒355-0221 埼玉県比企郡嵐山町菅谷558
男・女・共女子
電話0493-62-2281
接続している大学大妻女子大学・お茶の水女子大学・筑波大学・工学院大学・埼玉大学・日本薬科大学
学校概要1・1916年に、本学の学祖である大妻コタカが大妻女子大学の前身の私立大妻技芸伝習所を設立する。
2・「恥を知れ」を校訓としている。他人に対してのことでなく、人に見られたり聞かれたりしたときに、恥ずかしくない行動をしなさいという意味で掲げている。
偏差値(2024年度版)中学 40~51
高校 56~64
力を入れている教育など次の3点を教育目標に掲げ、実践している。
1・「自らを厳しく律し、他者を思いやる生徒」を育てる
2・「広い教養と知性を身につけ、社会に貢献しようとする高い意志ももつ生徒」を育てる
3・「健やかな心身と国際的視野も持ち、論理的に考え適切に表現できる生徒」を育てる
公式サイト大妻嵐山中学校・高等学校 (otsuma-ranzan.ed.jp)
参考:おもに、大妻嵐山中学校・高等学校 (otsuma-ranzan.ed.jp)を元に、まとめました。

大妻嵐山中学校・高等学校のホームページでは高大接続(大学入試)改革について触れられています。

簡単にまとめてみます。

「AIなどの発展など現代社会が大きく変化するとともに、日本の教育も変化している。2021年度から入試問題と評価の仕方が変わった。学校教育では、「世界とどう関わるか」「何を理解し、何ができるか」「理解したことをどう生かすか」が重視されるようになった。それに伴い、大学入試の方法も変化している。社会の変化によって知識だけではない力が求められるようになってきた」

というような内容が書かれていました。

このようなことから、大妻嵐山女子中学・高等学校では、あらゆる教科で「探究学習」「アクティブラーニング」を取り入れ、主体的に学ぶ力など、様々な大学入試の方法に対応できる力をつけているとのことでした。三輪田学園中学・高校にも「探究ゼミ」が設けられています。大学のゼミのように生徒がテーマを選び、情報を収集し整理していく力をつけることができる時間があります。

麹町学園女子中学校・高等学校では「大学連携講座」が設けられています。大学での学びに興味をもったり自分の進路を考えるための講座です。吉祥寺女子中学・高等学校でも大学の先生の話を聞ける「教養講座」の時間があります。生徒自身が持っている興味や関心を深めたり視野を広げたりするための講座です。

このように見てくると、高大接続」を進めている女子校では、大学入試の変化に合わせ、「自分で探究しものごとを解決できる力」「様々な大学の入試方法に対応できる力」を育成していることが見えてきます。

次に、「高大接続」改革は、大学入試や高等学校にどんな影響を与えているのか、見ていきます。

「高大接続」改革は大学入試や高等教育にどんな影響を与えるのか

「高大接続」改革では「探究学習」が大学入試や高等教育に影響する

高大接続改革を実施する背景には、先ほどからみてきたように、近年の目まぐるしい時代の変化を挙げることができます。時代や社会の変化についていくためには「大学での教育」や「高等学校教育」が大切になります。高大接続改革が進む中で、探究的な活動や学習が重視されています。生徒たちが自分の興味や関心に合わせて学び、大学での学習や自分の将来とも結びつけられる力をつけることが求められています。

探究的な学習は一人ではなく多くの仲間と一緒に取り組むことが多くあります。大学入試では、どのように他の人と協力できるのかなどのコミュニケーション能力が評価されます。「高大接続」改革では「探究学習」が高校にも大学にも影響してくることが分かります。

「高大接続」の学校を受験するなら「東大先生」がおすすめ

「東大先生」の概要・特徴を紹介

「東大先生」とは、その名の通り東大生が教師です。東大生教師は高校生がその場で書いているノートを見ながら、一人ひとりにあった指導をしています。子どもが実際に書いているノートを見ながら指導しています。そのため、一人ひとりにあった適切なアドバイスができるのです。

オンライン自習室で自習するときも、生徒は手元を映すように決められています。教師に生徒のノートも見えるので、「見られている」という緊張感が出て学習に集中できるようになります。

料金・所属教師・教材・サポート体制・キャンペーンなど

料金(費用)初月は入会金+月額の受講料がかかる 2か月目以降は授業料のみ。 入会金は33,000円(税込) 無体験後すぐ入会すると10,000円安くなる (※授業以外にかかる費用は0円)
所属教師厳選された1000人以上の東大生講師陣から お子様に合った講師が専属パートナーに。
教材学校の教科書・ワークでOK
サポート体制・365日24時間体制で、いつでも質問できる ・無料体験の当日30分の面談サポートあり
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「高大接続」校の受験に「東大先生」をおすすめするわけ

オンライン家庭教師の東大先生には、「自習室」があります。

自習室で自習している時間にも、東大先生に質問をすることができます。「質問できる」力を育てることも「探究学習」を進めるための大切な力のひとつになります。自分が設定した探究のテーマに合わせて取材し情報を集めることにつながるためです。

ここまで見てきたように、「探究学習」は「高大接続」をしている大学受験では大切な学習のひとつです。オンライン自習室でどんどん東大先生に質問ができ、「探究学習」にもつなげられるので、「高大接続」を進めている受験に。「東大先生」がおすすめなのです。

まとめ

「高大接続」を進めている学校や「高大接続改革」が及ぼす影響をみてきました。

最後にポイントを簡単にまとめておきます。

高大接続の取り組みを進めている学校

  • 東洋大学京北中学高等学校
  • 三輪田学園中学・高等学校
  • 日本学園中学・高等学校
  • 麹町学園女子中学・高等学校
  • 吉祥寺女子・中学・高等学校
  • 東海大学付属相模高等学校・中等部
  • 千葉日本大学第一中学校・高等学校
  • 中央大学付属中学校・高等学校
  • 土浦日本大学中等教育学校
  • 佐野日本大学中等教育学校
  • 大妻嵐山中学・高等学校

②高大接続をしている学校は女子校に多い

「高大接続」をすすめている女子高では、「探究的な学習」を導入している学校が多い。

③高大接続が及ぼす影響

・「探究学習」が現在の「大学入試」に影響する。

本記事が、大学を選択する際の参考になれば、幸いです。

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