国分高校の偏差値・倍率は?試験対策の方法や部活動も紹介

部活動の実績が高いとして注目されている国分高校。生徒の自主自立を重んじ、自由度が高い学校として多くの学生から注目されています。そんな国分高校への受験を考えている人のなかには、偏差値や倍率などの入試データが気になる人も多いのではないでしょうか?

本記事では、千葉県にある国分高校の偏差値・倍率を紹介するとともに、試験対策や部活動の種類・実績についても解説していきます。国分高校が気になっている受験生はぜひ最後までチェックしてみてくださいね。

この記事でわかること
  • 国分高校は「自主自立」を校訓とする全日制普通科の県立高校
  • 国分高校の偏差値は59、倍率は1.1~1.52倍と上昇傾向
  • 国分高校は国公立・日東駒専・成成明学獨國武などの難関大学への実績を持つ
  • 国分高校は運動部を中心に部活動も充実している
  • 国分高校の校風は明るく、生徒の意見を尊重する雰囲気がある
  • 国分高校の受験対策なら『東大先生』におまかせ!
目次

国分高校の学校概要

東京と千葉県をつなぐ交通網が集結する市川市に位置している国分高校。東京オリンピックの年である1964年に開校した全日制普通科の公立高校で「自主自立」の校訓にもとづき、自ら夢を持ち、自立した社会人となるための基礎の養成を目指しています。

2012年には平和的・国際的連携を実践する学校である「ユネスコスクール」に加盟。国内外のユネスコスクール加盟校との交流や情報交換を通して、生徒の国際理解や関係機関との連携強化にも力を入れているようです。

所在地千葉県市川市稲越2丁目2番1号
アクセスJR総武線「市川駅」より徒歩約1分
※参照:『千葉県立国分高等学校』アクセス

国分高校の偏差値・倍率

自主的・自立的な人物の育成を目標としている国分高校。受験を考える際には、国分高校の偏差値・倍率などのデータをしっかり分析し、今の自分の偏差値や学力と照らし合わせて受験先を考えていくことが大切です。ここからは、国分高校の偏差値と倍率について紹介・分析していきます。

偏差値は59とそこそこ高い

国分高校の2024年度の偏差値は59です。※1 一般的に偏差値の平均は50となっているため、数値だけ見ると平均より少し難しい程度の難易度に思えますが要注意!

受験者が1,000人いた場合、偏差値60の時点で上位15.87%までの成績が必要です。順位としては158.7位前後になるため、年度によっては成績上位層との戦いになります。

※1…【2024年】千葉県内の高校偏差値ランキング|国立・公立・私立まで一挙紹介

倍率は1.1~1.52と上昇傾向

国分高校の倍率は1.1~1.52倍です。一般的に公立高校入試の倍率の平均は1.1~1.5倍とされているため、倍率としては平均的といえるでしょう。しかし、倍率の数字が平均的だからといって「合格しやすい」というわけではない点は注意してください。

各年度における受験生の学力レベルによっては、たとえ偏差値的には合格ラインに達していたとしても、合格を勝ち取ることが難しくなることも。加えて、高校入試では各学校で一定の学力の生徒を入学させるために「足切り点」が決められている可能性もあります。そのため、日頃の学習を通して堅実に学力を高めておくことが大切です。

偏差値・倍率の推移

偏差値や倍率は、受験する年度によって大きく変わっていくため、過去のデータもおさえておくことも重要。国分高校の偏差値については、近年大きな変化はなく57~59程度で安定している傾向にあります。

しかし、倍率については近年の志願者数の増加に伴い上昇傾向に。今後も更なる激戦が予測されるため、受験対策を念入りに行いましょう。国分高校の過去3年分の入試倍率は以下のとおりです。

2023年度2022年度2021年度
1.52倍1.42倍1.11倍
※参照:『千葉県立国分高等学校』過去3年間入試データ

国分高校と同程度の偏差値で選ぶ併願先

高校入試でより自分に合った学校への進学を決めるためには、国分高校以外の併願校選びも重要になります。国分高校と同程度の偏差値で選ぶ主な併願先は以下のとおりです。

学校名・コース名偏差値
千葉経済大学附属高等学校(普通科特進コース)59
関東第一高等学校(普通科進学Aコース)51
和洋国府台女子高等学校(普通科和洋コース)50
昭和学院高等学校(普通科アドバンスト・アカデミー)52
※参照:【2024年】千葉県内の高校偏差値ランキング|国立・公立・私立まで一挙紹介

国分高校の併願先としては、国公立・難関私立大学への進学率が高く、研究・協働学習にも力を入れている私立高校を選ぶ受験生が多い傾向にあります。上記の学校は一例ですが、国分高校と同様、自主的に学習に取り組みたい学生向けの学校ばかりですので、自分の進路に合わせて選んでみましょう。

国分高校に合格するための試験対策・勉強方法

国分高校は近年倍率が上昇傾向にあるからこそ、受験対策には試験内容・出題傾向をおさえたうえで学習を進めていくことで、より合格に近づけるでしょう。ここからは、国分高校に合格するための試験対策・勉強方法を解説していきます。

試験内容

国分高校の入学試験は大きく分けて、メインとなる「一般入学者選抜」と合格者数が募集人数に満たない場合に行われる「第2次募集選抜」の2種類。それぞれ選抜方法の内容や比重が異なるため、自分の得意分野に合わせて挑戦してみてください。

一般入学者選抜

国分高校の一般入学者選抜では、学力検査(500点満点)・調査書(165点満点)・学校設定検査(30点満点)の3つの方法で選抜が行われます。※2

点数の大半を占めている学力検査は、英語・数学・国語・理科・社会の5教科の得点を合計して選抜されますが、5教科中1つでも10点未満の教科があれば審議の対象となるため、ニガテ教科がある場合は注意が必要です。

国分高校の学校設定検査は「集団面接」。詳しくは後述しますが、さまざまな観点から評価されるため、合格を勝ち取るためには学習だけでなく面接対策も重要になります。

※2…参照:千葉県立国分高等学校「令和6年度 一般入学者選抜 選抜・評価方法」

第2次募集選抜

国分高校の第2次募集選抜の選抜方法は、調査書(165点満点)・面接(30点満点)・作文(30点満点)の3つ。※3 調査書の比重が高く、各教科の学習の記録に加えて、出欠の記録・部活動の記録などを総合的に評価されます。

第2次募集選抜の面接スタイルは個人面接。一般入学者選抜と同様、受験者を多角的にチェックしたうえで評価されるため、しっかり対策を立てておきましょう。

※3…参照:千葉県立国分高等学校「令和6年度 第2次募集 選抜・評価方法」

試験対策・勉強のポイント

国分高校の受験では学力検査・面接・作文など、受験する入学試験によってさまざまな分野から対策をしていかなくてはいけません。ここからは、なかでも特に合否を大きく左右する学力検査と面接の2つの観点から対策・勉強のポイントを解説していきましょう。

学力検査

一般入学者選抜において最も重要な学力検査。過去の出題傾向をおさえておくことで、より試験当日を見据えた学習計画が立てやすくなりますよ。まずは、学力検査の対策・勉強のポイントを英語・数学・国語・社会・理科の5つに分けて解説しましょう。

英語

英語については例年、英語力の基本となる「読む・書く・聞く・話す」の各領域から満遍なく出題されていますが、特に長文読解問題の出題数が多い傾向にあります

長文読解の問題文は200~400語程度と長すぎず短すぎない文章量。問題文の内容に合う短文を選ぶ問題・問題文に基づいた英語の質問に答える問題などが毎年多く出題されます。長文読解の対策には、まずは短めの長文を素早く読み込めるように練習をし、徐々に文章量を増やしていくことがポイント。さまざまな文章量の問題にも落ち着いて対応しやすくなりますよ。

また、対話文・イラストなどの内容を見て、会話文の一部の台詞を自分で書く英作文問題が頻出になっている点も注意。あえて難しい英文法や表現を使う必要はないため、勉強の合間にでも一行日記のように短めの英作文を作る練習をしておきましょう。

数学

数学については、計算や方程式問題・関数・図形問題・データの活用といった多彩な分野から出題されます。

なかでも前半に出題される計算・方程式問題の総合問題は、合計の配点が高いものの、基礎レベルの難易度なのでまさにチャンス問題!全て正答できるように、計算・方程式問題は基礎問題集でさまざまな出題形式に慣れておきましょう。

平面図形の問題については例年、記述式の証明問題も出題されます。問題集を通して証明の方法・基本的なパターンに慣れてから、過去問で応用問題に挑戦していくのがポイント。図形問題の解答・証明方法がわからない場合には一度正答をチェック。解答・証明の着眼点・流れをおさえたうえで自力で解答していくとよいでしょう。

国語

国語については、漢字や文法などの総合問題・説明的文章・物語的文章・古文が出題。なかでも特に漢字の読み書き・文法・敬語などの国語の基礎知識を問う問題は出題量が多いため、完璧に正答できるように問題集・便覧などを活用して繰り返し学習しておきましょう。

千葉県公立高校入試の特色といえるのが、放送で流れる内容を聞き取ったうえで解答する「国語のリスニング問題」。問題集を解いてみて解答方法に慣れるとともに、解く際には重要な点をメモする癖をつけるようにすれば高得点を狙えます。

説明的文章・物語的文章については約2000字とボリュームがあるため、過去問で素早く問題文を読み込めるように練習しておきましょう。問題文の内容に基づいた作文問題もあるため、日頃からニュースや新聞コラムを自分で要約してみることで、長文読解と作文の練習を兼ねた対策ができますよ

社会

社会科は、地理・歴史・公民の3つの分野からバランスよく出題。分野を問わず、地図や図表・統計などの複数の資料を読み込んで解答するタイプの問題が例年多数出題されるため、問題集で練習する際には「資料から読み取るべき情報は何か」を考えて解くのがポイント。

歴史分野については、暗記すべき要素が多い近代・現代歴史が頻出。時代の流れをおさえつつ、主要な出来事を中心に整理しながら覚えていきましょう。公民については、政治経済を中心に、日常のニュースを通して時事問題をおさえておくことも大切です。

理科

理科については化学・生物・物理・地学からバランスよく出題されます。なかで特に、化学は中和やイオン・電池に関する問題、物理は電気回路、生物は植物の特徴、地学は天気の変化や地震・火山に関する問題がそれぞれ頻出

正答するにあたっては語句を覚えるだけでなく、実験や現象の過程まで理解しておくことが大切です。そのため、勉強の際には丸暗記をせず、それぞれの実験・現象について条件・過程・実験の手順・注意点などを関連付けて把握していくことで高得点を狙えるでしょう。

面接

国分高校の面接については一般入学者選抜では集団面接、第2次募集選抜では個人面接と、面接スタイルが異なりますが、基本的な質問内容はほぼ同じといってよいでしょう。質問内容の一例は以下のとおりです。

国分高校の面接の質問一例
  • 「この学校を志望した理由は何ですか?」
  • 「中学校で頑張ったことは何ですか?」
  • 「高校生活ではどんなことを頑張りたいですか?」
  • 「高校卒業後はどんな進路を考えていますか?」
  • 「あなたの特技はなんですか?」

質問をよく理解して適切に答えられているか・学習活動や部活動に意欲的に取り組もうとしているかなどが主な評価ポイント。自分の志望理由やこれまでの経験などを踏まえて回答できるとより高評価につながるでしょう。

集団面接では先生3人に対して生徒5人が1つのグループとなります。自分の解答の内容はもちろんですが、他の生徒が回答しているときの態度も重要といえるでしょう。

効率的に受験対策するなら『東大先生』におまかせ!

学力検査では5教科を満遍なく勉強する必要があるうえ、挑戦する入学試験によっては面接や作文などの対策もしなくてはいけないため、受験を考えている学生のなかには「何から受験対策をすべきかわからない!」「自分一人では勉強が難しい…」という人も多いことでしょう。

そんな受験対策のお悩みは『東大先生』にまかせてみませんか?

『東大先生』とは、東大生講師によるオンライン家庭教師です。現役の東大生講師が専属のパートナーとなり、生徒一人ひとりのスケジュールや志望校を踏まえた専用の学習計画を作成。生徒の習熟度に合わせて毎日の学習をサポートしてくれます。

受験勉強のプロである東大生講師による、適切な進路指導・正しい勉強法のレクチャーで、最短ルートで効率的に成績アップにつなげられるでしょう

国分高校の進学実績

国分高校は「進学実績が高い学校」として知られており、2022年度卒業生の86.0%が大学へ、1.9%が短大、7.0%が専門学校に進学しています。※4 進学先としては国公立大学をはじめ、日東駒専・成成明学獨國武などの難関私立大学へ進学した生徒が多いようです。

主な進学先には以下のような学校が挙げられます。

  • 宇都宮大学
  • 千葉県立保健医療大学
  • 獨協大学
  • 千葉工業大学
  • 帝京平成大学
  • 國學院大學
  • 千葉大学
  • 日本大学
  • 昭和女子大学
  • 成蹊大学
  • 専修大学
  • 東洋大学
  • 法政大学 など

※4…参照:千葉県立国分高等学校「過去4年間の進路決定状況(進学・就職)」

国分高校の部活動・活動実績を紹介

国分高校は進学実績だけでなく、部活動が活発な高校としても注目されている学校です。ここからは、国分高校が誇る部活動とその活動実績を紹介していきます。

サッカー部

国分高校のサッカー部は「不撓不屈」をスローガンとし、サッカーに必要な技術・体力・精神力・戦術理解力の総合的な成長を促すことを方針として活動をしているチームです。多彩なサッカークラブ出身の選手が集結しており、技術指導が可能な専門スタッフ・ゴールキーパーの外部コーチによる充実した指導体制も魅力といえるでしょう。主な活動実績は以下のとおりです。

年度活動内容
2023年度千葉県高等学校総合体育大会(サッカーの部) 県大会出場
全国高校サッカー選手権大会 千葉県大会 決勝トーナメント進出
千葉県高等学校新人体育大会サッカー大会 県ベスト32
2022年度関東高等学校体育大会千葉予選(サッカーの部)出場
千葉県高等学校総合体育大会(サッカーの部)県ベスト28
※参照:『千葉県立国分高等学校サッカー部』活動実績

陸上競技部

国分高校の陸上競技部は、各自の目標・自己ベストの更新に向かって切磋琢磨する部員が集まっているチーム。大会への出場はもちろん、地元の小学校・中学校に赴いて陸上競技指導も行っているため、選手としてだけでなくコーチングの力も身につくでしょう。主な活動実績は以下のとおりです。

年度活動内容
2013年度関東総体(男子円盤投げ) 4位
県総体(男子円盤投げ) 2位
県総体(女子400mH) 6位
2012年度県選手権(男子砲丸投げ)関東選手権大会出場
県新人(男子砲丸投げ) 4位
※参照:『千葉県立国分高等学校』陸上競技部

女子バスケットボール部

国分高校の女子バスケットボール部は、24回連続県大会出場し、そのうち地区優勝6回という優秀な実績・成績を持つ注目のチーム。夏には校内合宿を通してチームの連携を強め、大会へ向けて技術を磨いています。主な活動実績は以下のとおりです。

年度活動内容
2023年度新人戦大会 出場
2022年度弥生杯 優勝
総体千葉県予選 ベスト32
関東大会千葉予選会 出場
※参照:『千葉県立国分高等学校』女子バスケットボール部

女子テニス部

国分高校の女子テニス部は、毎日の朝練で技術を磨き続けているチーム。夏には山中湖へ4泊5日の校外合宿を行い、公立校大会や総体県大会などの大会での勝利を掴むことを目標に鍛錬をしています。主な活動実績は以下のとおりです。

年度活動内容
2018年度新人戦地区大会(個人戦本戦) シングルス:ベスト16、ダブルス:9位
あすなろ夏季大会 ダブルスC:優勝、シングルスC:優勝・準優勝
公立校大会 出場
※参照:『千葉県立国分高等学校』女子テニス部

バトントワリング部

国分高校のバトントワリング部はバトンやチアを中心に練習しており、新入生歓迎会・野球部の応援・文化祭などで日頃の練習の成果を披露。学校行事を大いに盛り上げています。主な活動実績は以下のとおりです。

年度活動内容
2015年度浦安市総合運動公園体育館 プロバスケットボールリーグ戦にて、バトントワリング28名が前座パフォーマンス演技を披露
レッドリボンダンスパフォーマンス 参加
※参照:『千葉県立国分高等学校』バトントワリング部

国分高校の校風についての評価・口コミ

勉強だけでなく、運動部を中心に部活動も魅力的な国分高校ですが、実際の校風が気になる人も多いことでしょう。ここからは、国分高校に実際に通っている在校生・卒業生の評価・口コミについてご紹介します。

国分高校の評価・口コミ
  • 「皆仲が良くて楽しい!アニメのような理想道理の高校生活が送れる」
  • 「校風は自由度高め。ジェンダーレスを考えた女子用の制服ズボンもある」
  • 「集会や式典でちゃんとしていれば、普段はそこまで校則は厳しくない」
  • 「生徒の意見が通る、自由度の高い高校。イベントも充実していて楽しい」
  • 「明るい性格の生徒が多く、活発な雰囲気の学校」

実際の口コミをチェックしてみると「自主自立」の教育方針に基づいているためか、校則に関しては緩く、普段の学校生活の中では生徒の意見を尊重する雰囲気がある点が高く評価されています。

生徒も明るくて仲が良く、行事や部活動にも全力で取り組む校風であるため、高校生活におけるさまざまなイベントを楽しみたい人にはぴったりな学校といえるでしょう。

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明るくて生徒の自主性を重んじる校風に加えて、進学実績や部活動も充実している国分高校。しかし偏差値や倍率が高いため、受験を考える際には、入学試験の内容や出題傾向に合わせてしっかり対策しなくてはいけません。

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