ヒューマンアカデミーの学費は高いって本当？特徴や噂も同時に徹底調査！

ヒューマンアカデミーは、マンガ・声優・ミュージシャン・動画クリエイター・システムエンジニアなど、さまざまな専門知識が学べるスクールです。一般的な学校法人が運営する専門学校とは少し違う枠組みを持ちます。一般企業であるヒューマンアカデミー株式会社が運営するため、今までの学校にはないような授業や指導が行われています。

ユニークな授業で高めた専門性を活かし、卒業生の中には一流企業への就職を勝ち取る人もいます。しかし、専門性を高めるためには、設備面や実習面を強化しなければなりません。結果、ヒューマンアカデミーの学費は私立大学相応の金額になっています。

この記事では、ヒューマンアカデミーで得られるものが学費相応なのか徹底調査します。

ヒューマンアカデミーの学費

ヒューマンアカデミーの学費は、大学が学部ごとに違うように、選択するカレッジ（コース）によって変わります。学費は、どのカレッジを選択しても年間100万円以上必要です。修業年限は多くのカレッジが２年なので、大学の学費総額に比べると安価になります。

日本学生支援機構など、公的機関からの奨学生制度がないので注意が必要です。代わりに国の教育ローンや各種提携教育ローンを取り扱っています。

年間学費

カレッジ名	学費（初年度合計）
デザインカレッジ	1,193,500円
ヘアメイクカレッジ	1,409,000円
スポーツカレッジ	1,509,000円
ビジネスカレッジ	1,143,500円
動画クリエイターカレッジ	1,611,000円
チャイルドケアカレッジ	1,004,000円

入学金・特待生（学費免除）

ヒューマンアカデミーの入学金は55,000円です。２年次以降の学費は、入学金分を引いた金額になります。入学前に特待生選抜が実施されており、選ばれると入学金分相当の50,000円〜最大500,000円までの学費減免が受けられます。

大学よりも高い学費か

学校・塾	年間学費
ヒューマンアカデミー	約1,000,000円
国立大学	約540,000円
公立大学	約600,000円
私立大学文系	約1,200,000円
私立大学理系	約1,600,000円
専門学校	約1,400,000円
専門学校（医療系）	約1,700,000円

ヒューマンアカデミーの学費は、国立大学と私立大学の中間と考えると分かりやすいです。大学相当の年間学費を必要とすると言っても良いでしょう。学校法人が運営する専門学校に比べると安い学費設定です。株式会社が運営するため、情報の感度は高く、学費設定など学生らのニーズをしっかり汲み取っています。

ヒューマンアカデミーの特徴

ヒューマンアカデミーは、22の校舎で運営されています。全国主要都市に各1校、フランスに1校あります。全ての校舎は、最寄り駅から徒歩15分以内と通学便利な立地です。ただし、カレッジによっては受講できない校舎があるため注意してください。

ここでは、ヒューマンアカデミーの特徴を解説します。

入学試験

ヒューマンアカデミーが実施している入学試験は、「AO入試」「学校推薦入試」「自己推薦入試」「一般入試」の4試験です。いずれの入学試験でも、学力以上に主体性や人間性を重視しています。また、高等学校を卒業（卒業見込み）していなくても個別の審査によって入学試験が受けられます。

AO入試

所定のAOエントリー書類を提出。書類審査、面接または筆記にて選考を行います。

学校推薦入試

在籍高等学校校長からの推薦かつ評定平均値3.0以上。選考料30,000円を納め、書類審査および面接にて選考を行います。

自己推薦入試

在籍高等学校校長からの推薦かつ評定平均値3.0以上。選考料30,000円を納め、書類審査、面接または入試課題にて選考を行います。選考課題は、作文、デッサン（カレッジによる）。

一般入試

選考料30,000円を納め、書類審査・面接・筆記試験にて選考を行います。

社会人でも入学できる・夜間開講

社会人のリスキリング、いわゆる学び直しが近年注目されています。ヒューマンアカデミーの一部カレッジには、厚生労働省が認めた専門実践教育訓練があります。将来のスキルアップに役立つと国が認めた講座です。一定の要件を満たして社会人が入学すると、最大で学費の70%が国より助成されます。

授業は一部、夜間開講されています。昼間に比べると開講数は少ないですが、仕事終わりでも学べるような配慮があります。

オンライン講座

ヒューマンアカデミーでは、社会人のリスキリング需要に合わせて、オンライン講座を年々充実させています。累計150万人が受講し、スキルアップや資格取得を実現しました。オンラインの強みを最大限に活かし、登壇する講師は業界の著名人ばかりです。オンラインに並行して、教室でも授業を行っているので、分からないことがあれば、登校して質問することもできます。

認可校ではない

ヒューマンアカデミーは、文部科学省認可の専門学校ではありません。各種学校というカテゴリーに分類され、施設・教員要件など国からほとんど規制を受けません。学校というより、どちらかというと塾・予備校に近い枠組みです。

ホームページを見ると大学の編入実績が記載されています。これは、ヒューマンアカデミーと同時に通信大学に入学することで編入要件を満たしています。追加費用として、通信大学分の学費が必要になるため注意してください。

ヒューマンアカデミーがやばいと言われる噂

ヒューマンアカデミーの口コミを検索すると、「やばい」「やめたほうがいい」というネガティブな内容のものが見られます。もちろん、好評な内容も多く書き込まれていました。学校の中には、悪評だけを削除しているところがあります。評価のバランスを見る限り、ヒューマンアカデミーは、そのような削除行為は行っていないようです。

ここでは、ヒューマンアカデミーの良い評価と悪い評価をそれぞれ紹介します。

良い評価①：魅力的な講師陣

現役Webデザイナー講師がスクールにいて質問ができたり、講師が特別授業を開くときもあり勉強になりました。

引用：コエテコCAMPUS

ヒューマンアカデミーの魅力は、業界最前線にいる講師からレクチャーを受けられることです。現役のプロから現場で使える技術を教えてもらうことで、即戦力として活躍できる人材になれます。

良い評価②：卒後も続くネットワーク

一人一人にノートPCを貸し出してくださり、環境も良かった。チームのように受講生同士もとても仲が良く、卒業後もつながっている人もいます。

引用：コエテコCAMPUS

クラス運営を高く評価する声が多数見られます。お互いが同じ業界のプロとして活躍することになるため、在校生・卒業生のネットワークがしっかり構築されているようです。フリーランスとして活動する場合、OB・OGから仕事の依頼がもらえるという話もありました。

悪い評価①：就職のフォローが不十分

就職情報を配信していたり、デザイン業界の方のセミナーを開催していたりしましたが、発信するだけでそのあとは生徒の行動次第なところがあってその後のフォローはあまりなかったと思います。

引用：コエテコCAMPUS

就職支援体制がイマイチという評価がいくつか見られました。資格系のカレッジであれば、特別なサポートがなくてもスムーズに就職は決まります。しかし、マンガ・イラスト・声優など非資格系のカレッジの場合、就職にやや難があるようです。

悪い評価②：個々人のレベルがバラバラ

内容に関しては、実務経験があるので、理解しやすい内容でした。ただ、初心者に向けた内容を謳っていたので、現場経験がない人からすると「？」がいっぱいになるのではないかなと感じます。

引用：コエテコCAMPUS

個々人の能力の違いは、専門学校系の最難関課題の一つです。クラスには、下は18歳から上は60歳以上の人が在籍します。また、歩んできたキャリアもバラバラです。近年は、リスキリングが推奨されているため、より学生層がさまざまになっています。

ヒューマンアカデミーでも学生の不満が出ないよう対応していますが、口コミを見る限りでは十分な対策は取れていないようです。授業についていけないとして、退学したい旨の書き込みが目立ちました。

ヒューマンアカデミーの学費まとめ

ヒューマンアカデミーの学費に関する調査はいかがだったでしょうか。自分の将来の夢とカレッジがマッチしていれば、入学して夢を叶えてください。社会人入学生の数が年々増加傾向にあり、大学とは異なり、さまざまな年齢の人と接触することができます。さまざまなキャリアを持つ人たちから学べることは、かけがえのない財産になることでしょう。

学費は私立大学に比べると安価です。また、修業年限が短い分、総支払学費は国立大学相当になります。ヒューマンアカデミーでは、しっかり手に職をつけられるので、将来のやりたいことが明確であればおすすめです。

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