大学受験向けの現代文の参考書には驚くほど多くの種類があります。
書店などで探そうと思っても、何を使ったらよいのかがわからなくて困っているという受験生も多いのではないでしょうか?
現代文の参考書はパッケージや雰囲気、なんとなく魅力的なキャッチコピーなどで感覚的に選択してはいけません。
自分に合った現代文の参考書を使っているかどうかは、学力アップ・得点アップに大きく影響してくるからです。
この記事では、数ある現代文の参考書の中から特におすすめの12冊をレベル別に紹介していきます。
それぞれの特徴についても詳しく解説しているので、自分にピッタリな参考書を探すヒントにしてみてください。
- 受験に向けて現代文の参考書を購入するべきか
- 自分に合った現代文の参考書の選び方
- 使いやすい現代文の参考書の選び方
- おすすめの現代文の参考書と特徴
- 現代文の参考書を使った効果的な勉強方法
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現代文の勉強に参考書は必須?
現代文の受験対策を行うのであれば参考書は必須です。
「そんなに勉強していないのになぜか現代文だけ高得点が取れる」という人の話を聞いたことがある人も多いかもしれません。
現代文はセンスがある人が高得点を取れる科目と思ってしまい、参考書が本当に必要なのかどうか疑問に感じてしまいがちですよね。
ですが、現代文は持っているセンスだけで解けるような科目ではありません。
問題に沿った考え方や解き方がしっかり存在するので、参考書を使って勉強することで入試での安定的な高得点が狙えます。
自分の学力や志望校に合った参考書を使って論理的に解く方法を習得し、得点力アップを目指しましょう。
現代文の参考書の選び方や効果的な使い方については記事の中で説明していきますので、最後まで目を通してみてください。
自分に合った現代文の参考書を使おう!選び方のコツを紹介
現代文の参考書は数多く出版されていますが、その中から自分に合ったものを選択することが大切です。
最適な参考書を選びたいけどどのように探したらよいのかで迷っているという受験生も多くいるかと思います。
ここからは現代文の参考書の選び方のコツを紹介していきます。
- 自分に合ったレベルの参考書か
- 自分の目的に合った問題が載っているか
- 幅広いジャンルの文章が載っているか
それぞれのポイントについて詳しく解説していますので、現代文の参考書を選ぶ際の参考にしてみてください。
解説が丁寧に書かれているか
現代文の参考書は自分にとってわかりやすい解説が記載されているかを重視して選ぶようにしましょう。
現代文の実力を上げるためには、問題演習を通して「なぜこの答えに行き着くのか」を論理立てて理解することが重要です。
文の構成や着目するポイントなどの解き方をしっかり身に着けることができれば、問題を解くスピードや正答率の向上が期待できます。
ただ解答だけが記載されているのではなく、解き方まで詳細かつ丁寧に書かれている参考書を使いましょう。
特に視覚的に理解しやすいように本文に直接記号などの解説が書き込まれているものがわかりやすいのでおすすめです。
また、文章を読むこと自体が苦手という人は語り口調で解説が書かれているものを選ぶと、授業を受けているのと近い感覚になり読みやすいのでおすすめですよ。
自分に合ったレベルの参考書か
参考書を選ぶときにどのレベルのものを選択するかで迷う受験生は多くいます。
志望校が国公立大学であれば国公立大学向けの参考書を選択しようとしがちですが、大切なのは今の自分のレベルに合う参考書を選ぶことです。
難易度の高いものを選んでしまうと、基礎がわかっていることを前提に解説が記されているのできちんと理解するまでに多くの時間がかかってしまいます。
現代文の勉強を始めたばかりで得意科目ではないという人は、いわゆる初級レベルの参考書を選んで取り組むようにしましょう。
基礎固めを重視している参考書であれば、基本的な現代文の解き方からスモールステップで理解できるように構成されています。
今の自分にとって無理なく理解できるレベルの問題や解説が載っている参考書を選ぶのがおすすめです。
自分の目的に合った問題が載っているか
参考書を選ぶときは習得したい現代文の知識やスキルにあったものを選びましょう。
現代文の参考書と一口に言っても、その特徴や内容は参考書によって大きく異なります。
文章を読んで解答する読解問題と語彙力などを問う知識問題から構成されている入試がほとんどですが、それぞれの割合や求められる難易度が変わってきます。
また、読解問題の中でも記述問題を中心に出題するところもあれば、文法知識を問うような選択問題が中心のところもあるので注意が必要です。
志望校の出題傾向や自分の模試の結果などを改めて確認し、身につけたいポイントを明確にしたうえで参考書を探すようにしましょう。
学習の目的に合った特徴を持つ参考書を選んで取り組むことで、効率的かつ効果的に現代文の得点アップが狙えるようになります。
幅広いジャンルの文章が載っているか
参考書に収録されている文章のジャンルに偏りがないものを選びましょう。
現代文には論説文の他にも随筆文や小説が入試問題として出題されることがあります。
メインとなる論説文ばかりを対策していると、読みなれていないジャンルの文章が出題されたときに得点に繋がりにくいでしょう。
様々なジャンルの文章に取り組み、どのような入試問題が来ても対応するスピードや精度を高めていくことが大切です。
また、文章のテーマについても幅広く取り組むことも重要です。
取り組んだことのあるテーマであれば、ある程度内容の推測もしやすいため問題文の読みやすさが格段に変わってきます。
特定のジャンルやテーマに偏った対策にならないように、扱っている文章を確認しておきましょう。
現代文の参考書おすすめ12選を徹底比較!
ここからはおすすめの現代文の参考書を12選に絞って紹介していきます。
それぞれの参考書の特徴やレベルを一覧にまとめましたので、参考にしてみてください。
参考書名 | 難易度 | 特徴 | 向いている人 |
入試現代文へのアクセス 基本編 | 初級 | ・問題の難易度が低い ・本文解説が細かい | ・現代文が苦手な人 ・これから現代文の勉強を始める人 |
池上の短文からはじめる現代文読解 | 初級~中級 | ・短文から勉強できる ・論理的な解説が充実 | ・現代文の正答率にムラがある人 ・現代文の解き方を初めて学ぶ人 |
船口のゼロから読み解く最強の現代文 | 初級 | ・語り口調なので読みやすい ・1題あたりの解説が詳しい | ・現代文をなんとなくで解いてきた人 ・現代文のノウハウを基礎から学びたい人 |
ゼロから覚醒Next フレームで読み解く現代文 | 中級 | ・文章を整理して読む解法が充実 ・共通テストにも通じる問題が豊富 | ・思考力を鍛えたい人 ・共通テストの対策をしたい人 |
柳生のここからつなげる現代文ドリル | 中級 | ・基礎から応用まで段階的に学べる ・受験問題から問題選定をしている | ・現代文に苦手意識のある人 ・演習しながら身に着けたい人 |
田村のやさしく語る現代文 | 初級~中級 | ・基本的な文法から解説 ・ボリュームが少なめ | ・分厚い参考書ではやる気が削がれる人 ・参考書を読むのが苦手な人 |
入試現代文へのアクセス 完成編 | 中級~上級 | ・記述問題が豊富 ・解き方やキーワードの解説が丁寧 | ・現代文が得意科目な人 ・現代文の得点力をさらに上げたい人 |
現代文と格闘する | 上級 | ・語彙・読み方・演習を網羅的に扱っている ・一題あたりの文章が長い | ・現代文を得点源にしたい人 ・基礎は習得済みの人 |
船口の最強の現代文記述トレーニング | 上級 | ・ボリュームがあり読み応えがある ・解説が講義形式なので読みやすい | ・ハイレベルな現代文を学びたい人 ・記述対策を行いたい人 |
入試漢字マスター1800+ | 初級~中級 | ・持ち運びやすいサイズ感 ・赤シートが付属している | ・頻出の漢字のみに特化して勉強したい人 ・共通テスト対策として身につけたい人 |
大学入試 金の漢字 最強編 | 中級~上級 | ・入試頻出漢字の大部分を掲載 ・漢字にも四字熟語にも対応している | ・ハイレベルな語彙力を身に着けたい人 ・移動時間に勉強したい人 |
SPEED攻略10日間 国語 文学史 | 中級~上級 | ・入試頻出の文学史を集約 ・演習問題が多い | ・問題演習にも取り組みたい人 ・幅広い文学史のジャンルを身につけたい人 |
【初級レベル】現代文のおすすめ参考書3選
現代文の受験勉強に初めて取り組む人や、現代文が苦手という人におすすめできる参考書を3冊ご紹介します。
それぞれの特徴もまとめていますので、初級レベルの現代文の参考書選びで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてください。
入試現代文へのアクセス 基本編
「入試現代文へのアクセス 基本編」は「入試現代文へのアクセス」シリーズの中で最も基本的な内容を収録している参考書です。
現代文をなんとなくで解いてきた人が初めて論理的に解法を学ぶのに適しています。
文構造の基本である「対比」「並列」などから例題を通してわかりやすいように細かく解説しているのが特徴です。
現代文が苦手という方でも、すべての文章に本文構造が記されているので文構造を抑えながら読む練習を多く詰めます。
フィーリングで現代文を解いてきた人でも、構造を理解できればどのジャンルの現代文でも安定的に高い得点が取りやすくなるでしょう。
そもそも現代文が苦手だけど受験科目に入っているからなんとかしないと…という方はぜひ取り組んでみてさい。
池上の短文からはじめる現代文読解
「池上の短文からはじめる現代文読解」は、初級~中級レベルの現代文の参考書です。
現代文が苦手な受験生の中には長文の現代文に取り組むだけで時間がかかってしまい、演習量を確保するのが難しいという方も多いのではないでしょうか。
「池上の短文からはじめる現代文読解」はタイトルの通り短文から現代文の勉強を進められるように作られています。
また、一題ずつとても丁寧に解説が載っているので、現代文の解き方を学んだことがないという方には最適な一冊と言えるでしょう。
基礎的な内容から扱われていますが、一通り終えるころには現代文の基礎と中級程度まで正答できる実力をしっかり習得できる設計になっているのも特徴の一つです。
船口のゼロから読み解く最強の現代文
「船口のゼロから読み解く最強の現代文」は、初めて読解法を学ぶという人でもわかりやすいように講義形式で解説が載っているのが特徴です。
ほかの参考書と比べると問題数は少なめで、あくまで読解法を学ぶための参考書として活用することを目的として編集されています。
また、解説に合わせて短めの練習問題が載っているので、学んだ内容を確認しながら読み進めることができる仕様となっているのも特徴の一つです。
受験生として絶対に身につけておきたい基本的なノウハウを習得することを目的に作られているので、これまでに現代文の解法を学んだことがないという人はぜひ取り組んでみましょう。
参考書が分厚いとやる気をなくしてしまうという現代文に苦手意識がある受験生にはぴったりの参考書ですよ。
【中級レベル】現代文のおすすめ参考書3選
現代文の基本的な解法は理解できているけど、正答率にムラがあるという人は難易度が初級~中級程度の参考書を選ぶのがおすすめです。
受験生に特におすすめできる現代文の参考書を紹介しますので、それぞれの特徴も併せて確認してみましょう。
ゼロから覚醒Next フレームで読み解く現代文
「ゼロから覚醒Next フレームで読み解く現代文」は、現代文における典型的なフレームを学ぶことに特化した参考書です。
同じシリーズで一段階初心者向けの「ゼロから覚醒 はじめよう現代文」を十分に勉強してから取り組むのが良いでしょう。
語り口調で解説が書かれているので、参考書を読むことに抵抗がある人でもすらすらと理解できるように編集されています。
また、実践して理解を深められるようにフレームの解説の後に問題が収録されているのも特徴です。
実際に取り組むことでより深く解説で読んだフレームの考え方を落とし込めるでしょう。
共通テストレベルで通用する程度の基礎基本をしっかりと習得したい受験生には特におすすめです。
柳生のここからつなげる現代文ドリル
「柳生のここからつなげる現代文ドリル」では、中学で学ぶような基礎基本の内容から大学受験に対応できるレベルまで実力が伸ばせる設計の参考書です。
文法や論理的に読解するために必要不可欠な段落構造など、文章を読むための技術を丁寧に身につけることができます。
解説と例題がセットになって配置されている構成なので、実際に取り組んでみながら学べる仕様になっているのが特徴です。
また、例題や確認問題など問題数が豊富に用意されているので、実践しながら解説を深く理解していくことができるのも使いやすいポイントです。
実際に問題に取り組みながら基礎基本を学び直したいという受験生には最適な参考書と言えるでしょう。
田村のやさしく語る現代文
「田村のやさしく語る現代文」は、現代文の点数がなかなか伸びなくて悩んでいる人におすすめの参考書です。
基本的な内容は理解しているけど、なぜか得点が上がらないという人は本書を使って改めて基本を振り返ってみるのが良いでしょう。
「田村のやさしく語る現代文」は、現代文の理論を学べる解説が載っている本編と問題が収録されている別冊がついてきます。
別冊では問題数は選りすぐりの5問のみとなっており、全体的にボリュームの少ない構成なのが特徴です。
その気になれば反復して参考書を使ったとしても2週間程度で十分終えられる量なので、取り組むのにさほど時間はかかりません。
集中して基本を一気に振り返りたいという人に最適です。
【上級レベル】現代文のおすすめ参考書3選
現代文を得意としている人、現代文を武器にしたいという人におすすめの参考書3選を紹介します。
それぞれの特徴についてもまとめているので、得点力をさらに上げていきたい人はぜひ参考にして選んでみてください。
入試現代文へのアクセス 完成編
「入試現代文へのアクセス 完成編」は、「入試現代文へのアクセス」シリーズの中で最もハイレベルな参考書です。
最難関大学の現代文にも対応できるレベルの問題・解法が揃えられています。
特に特徴的なのは「語句の意味」として豊富にキーワードが記載されている点です。
様々なジャンルの現代文の中で出てくる難易度の高い語句を幅広く学ぶことができます。
また、収録されている16題の問題それぞれの本文・設問への解説が丁寧に記されているのが特徴です。
さらに「本文要約」も載っているので、要約を求める問題が出題される大学を受験する人には特にピッタリな参考書と言えるでしょう。
現代文をすでに得意科目としており、安定的に点数が取れる人に向けて作られているので上級者になってから挑戦するのがおすすめです。
現代文と格闘する
「現代文と格闘する」は私大入試~最難関私大入試にまで対応している上級レベルの受験生に向けた現代文参考書です。
日常の会話や読書の中ではなかなか遭遇することのない単語も豊富に収録されているので、どのようなジャンルの現代文でも対応できる力が身につきます。
現代文初心者には難易度が高すぎるので、一通り基礎基本を学び終えてから挑戦するようにしましょう。
記述問題に特化している構成になっているので、アウトプットを通して理解を深められるのが特徴です。
一方で、記載されている情報量がかなり多いので、使いこなすには多くの時間と労力がかかることでしょう。
その分しっかりと技術を身につけることができるので、とにかく現代文の正答率を高めたいという場合には最適な一冊です。
本格的に現代文を学んで武器にしたいという方は取り組んでみましょう。
船口の最強の現代文記述トレーニング
「船口の最強の現代文記述トレーニング」は記述問題の対策に特化して作られています。
単に現代文を解くためのテクニックが記されているだけではなく、現代文の実力を高めるための勉強の取り組み方といった根本的な内容から学ぶことができます。
一通り読み解くことで現代文への向き合い方がわかるので、現代文を武器にしたいという方には特におすすめの参考書です。
また、3回繰り返し解答できるように別冊で「記述練習帳」が付属しており、十分なボリュームがあるので取り組みがいのある一冊となっています。
図解などが豊富に取り入れられているので、わかりやすい説明が特徴です。
解説を読みながらもたくさん演習を重ねたいという方にとって取り組みやすい参考書となっています。
語彙・文学史習得におすすめの現代文参考書3選
現代文の勉強というと読解問題が中心になりがちですが、語彙や文学史の知識を蓄えることも忘れてはいけません。
特に志望校の入試問題に頻出なのであれば初級だけでなく上級レベルまで習得するようにしましょう。
現代文の知識問題への対策としておすすめの現代文参考書を3冊紹介していきます。
各参考書の特徴や活用方法のヒントも紹介してるので、参考にしてみてください。
入試漢字マスター1800+
「入試漢字マスター1800+」は最新の入試データを分析したうえで精選した頻出の漢字問題1800題を記載しています。
これから漢字の勉強を始めるという人が最初に手にするのに最適な一冊です。
現代文が苦手な人の中には、配点の高い読解問題の正答率を高めようと漢字を後回しにしている受験生も多いことでしょう。
しかし、現代文に苦手意識がある人こそ語彙の参考書にはしっかり取り組んでおく必要があります。
覚えていれば確実に得点につながるので、読解問題での正答率を高めるよりも難易度は低いと言えるからです。
携帯しやすいサイズなので、常に持ち歩いて日々の隙間時間などでコツコツと勉強を進めていくのがおすすめの活用法です。
大学入試 金の漢字 最強編
「大学入試 金の漢字 最強編」は、同シリーズの「大学入試 銀の漢字 必須編」の1ランク上の内容を含んだ参考書です。
漢字を問う問題では毎回高い正答率を出せているという方が、より難易度の高い問題にも対応できる力を養うのに適しています。
志望大学の入試問題に比較的難易度の高い漢字の設問が出題される傾向がある場合には、ぜひ取り組んでおきましょう。
コンパクトなサイズ感で、暗記がはかどりやすい赤シートも付属しているので、移動中などの隙間時間でも使いやすいのも特徴です。
読みについては赤シートのみでの対策で十分入試問題に対応できますが、漢字の書き問題はしっかり紙に書いてみるようにしましょう。
なんとなくのイメージだけで覚えてしまってはケアレスミスの原因になるので注意が必要です。
SPEED攻略10日間 国語 文学史
特に難関大を受験する場合には文学史が出題されることもあります。
とはいえ、出題されるのは多くてもせいぜい10点分くらいと割合が少ないことがほとんどなのでなかなか手を出さずにいる受験生も多いことでしょう。
しかし、入試では1点2点というわずかな点数で合否が分かれてしまうことも少なくありません。
「SPEED攻略10日間 国語 文学史」には、演習用の問題も豊富に含まれているので入試問題に挑戦しながら知識を習得できる仕様となっています。
効率的に学習できるように頻出に絞って収録されているので、得点源にできるようにコツコツと進めていきましょう。
幅広いジャンルに対応できるので、文学史が出題される可能性の高い大学を受験する場合にはぜひ取り組んでおきたい参考書です。
現代文の参考書の効果的な進め方
志望校合格に向けて現代文の参考書を効果的に活用するための方法を3つ紹介します。
- 志望校レベルに向けて徐々にレベルアップさせる
- 何度も取り組んで解法を習得する
- 語彙や文学史の勉強にもバランスよく取り組む
ここからはそれぞれの方法について詳しく解説していきます。
すぐに実践できるものばかりなので、勉強の進め方で迷っている方はぜひ取り組んでみてください。
志望校レベルに向けて徐々にレベルアップさせる
この記事の中でも紹介していますが、参考書を選ぶときには「今の自分のレベル」に合ったものを選択するのがおすすめです。
志望校に合わせて何度が高すぎる参考書に取り組んでも、基礎基本が身についていなければ理解が追い付かなくなります。
自分のレベルに合わせた参考書を使うことで、現代文を解く土台となる基礎を身につけることができます。
とはいえ、同じレベルを演習し続けていては志望校で求められているレベルの学力には届きません。
志望校のレベルをゴールとして、参考書のレベルを徐々に上げていくようにしましょう。
焦っていきなりレベルを上げるのではなく、受験日から逆算して計画的に参考書をレベルアップさせながら活用することが重要です。
何度も取り組んで解法を習得する
現代文の参考書や問題集を上手に活用するには、繰り返し問題に取り組むことがポイントです。
解説が充実している参考書ほど、問題を解いて解説を読むだけで納得感が得られるので一度解いただけで満足してしまうことが多くあります。
しかし、解説まで読み込んで理解できた問題こそ何度も反復して演習を重ねることで、文章の読み方や解き方をしっかり習得することができます。
正答率が常に100%に近くなり、解説を見なくても自分なりに「なぜこの解答なのか」を説明できるようになれば解法を習得できたという目安となるでしょう。
新しい問題にチャレンジすることで今の実力を図ることはできますが、参考書を使って実力を高めていきたいのであれば何度も同じ問題に取り組むのがおすすめです。
語彙や文学史の勉強にもバランスよく取り組む
共通テストでも問われることの多い語彙や文学史などの知識問題にも対応できるように、バランスよく勉強に取り組みましょう。
現代文の入試問題の多くは、8割程度を読解問題が占めています。
そのため、入試対策=読解対策というイメージが強いという方も多いのではないでしょうか。
確かに大半の割合を占めている読解問題は得点アップのためにも入念に対策を進める必要があります。
しかし、語彙や文学史などの知識問題は「知っていれば確実に取れる問題」です。
配点が少ないケースが多いためついつい対策を後回しにしてしまいがちですが、しっかり取り組むようにしましょう。
知識を蓄えておけば確実な得点源にすることができるので、計画的に進めていくことが肝心です。
参考書での勉強が難しいなら「東大先生」を利用しよう!
自分に合った参考書を上手に活用して勉強をすること自体を難しく感じる方もいるでしょう。
確かに勉強方法がわかりづらく、現代文は効率的に学習するのが難しい科目です。
自力で取り組むのが難しい場合には、家庭教師などの個別で学習をサポートしてくれるサービスを利用するのがおすすめです。
「東大先生」であれば、自分の学力や志望校に合わせて適切な勉強計画を個別に作成しています。
ただ知識を教えるだけではなく一人ひとりに最適な勉強方法のレクチャーまで対応してくれるので、参考書の選び方や使い方に不安のある受験生も安心して任せられますよ。
現代文の得点アップを効率的に目指したいという方は利用してみてはいかがでしょうか。