坪田塾は「ビリギャル」の著者、坪田信貴氏が設立した学習塾です。塾名で検索をすると「最悪」という口コミも。この記事では、
本記事では、坪田塾塾の口コミ・評判を参考に「最悪」と言われる理由を探ります!最悪かどうかは塾に何を求めるかによりますので、本記事を読んで塾選びの参考になればうれしいです。
- 坪田塾が最悪とされるのは、勉強の中身を教えない指導で、実績が非公開であり、塾長が指導しない点が大きいから。
- 塾選びにはメリットとデメリットを考え、自分が塾に向いているのか、向いていないのがチェックが必須
- 坪田塾は勉強方法を教える塾で、まだ校舎数が少ない
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坪田塾とは
坪田塾は、東京大学出身の坪田信貴氏が設立した学習塾です。坪田氏は、「ビリギャル」の著者でもあり、学習意欲の低かった生徒を一流大学に合格させたストーリーが話題を呼びました。
坪田塾は、独自の指導法と個別指導が特徴です。生徒一人ひとりの学力や性格に合わせたカスタマイズされた学習プランにより、学力向上を目指します。また、個別指導を通じて生徒の自己肯定感を高めることにも力を入れています。
塾選びの際には、実際の評判や体験談を参考にしながら、自分に合った学習環境を選ぶことが重要です。しかし、一部の口コミで見受けられるのが、坪田塾の指導方法や運営体制に対する否定的な意見で、指導の質や費用対効果について不満を抱く声などが挙げられます。そのため、坪田塾は必ずしも全員にとって最適な学習環境とは限りません。
【本当に最悪?】坪田塾が最悪と言われる理由
坪田塾が最悪と言われるのは何故なのか、以下に3点の理由を挙げます。
最悪と言われる理由①勉強の中身は教えてもらえない
基本的にはひたすら問題演出をしていく、アウトプット中心の勉強であり、うちの子には合っていると思いますが、誰でもそのようなカリキュラムに対応できるわけではないと思いました。
引用:塾ナビ
坪田塾は学習内容を教える指導をする塾ではありません。坪田塾で指導しているのは、勉強方法や習慣のための考え方です。そのため、塾を検討している時点で、ある程度の学習習慣がある人や、勉強において苦手や得意がわかっている人は、坪田塾で指導する分野を自分で明確にしている可能性が高いです。
自分の強みや弱みを理解しており、さらに得意を伸ばしたり苦手を克服したい人は、学習内容を教わる塾や、学習内容を先取りしたり復習したりできる塾を選ぶ方が効率よく学習できます。
最悪と言われる理由②実績が公開されていない
坪田塾は「ビリギャル」の著者が運営していますが、それ以外に目立った実績と呼べるものが公開されていません。
あくまでも「勉強方法」の指導に徹底しているため、進学実績を公表する必要性を、塾側はそれほど重視していないのかもしれません。しかし、確実に成果を出したい生徒やその保護者にとって、塾の最新の実績は通わせるかどうかの大きな指標です。
学習が目的ではなく、学習したあとの目標が定まっている人は、この点を考慮したうえで塾選びを進めていきましょう。
最悪と言われる理由③塾長は指導しない
坪田塾の塾長はビリギャルの著者の坪田氏ですが、塾長は指導者ではありません。
坪田塾の説明会では、塾長の話を動画で見る場合があります。この動画だけを見ると塾長から直接指導を受ければビリギャルのように成果を出せる、という印象を持ちかねません。
このようなプロモーション方法が、入塾したあとのギャップにつながる可能性があります。坪田塾について調べたり実際に話を聞いたりすることは大切ですが、良いことばかりに流されないようにしましょう。
坪田塾のメリット・デメリット
ここからは坪田塾のメリットとデメリットを取り上げます。塾選びのポイントとなりますので、しっかりチェックしましょう。
メリット①反転学習で勉強習慣が定着
個人を相手とする事に特化した指導法。
引用:塾ナビ
子供にあったペースで、合った教材で反復指導いただける事。
一般的な塾や学校では、授業で知識をインプットし、宿題でアウトプットするスタイルですが、坪田塾は逆のアプローチ「反転学習」を採用しています。これは、自宅で学力に合ったテキストを使って知識をインプットし、教室では小テストを通してアウトプットする手法です。
テスト後には、先生との対話を通じて学習範囲を自分の言葉でアウトプットします。インプットを正しく理解しているかを把握し、「わかる」から「できる」状態まで効率よく引き上げられるため、学習内容の理解度と記憶の定着が飛躍的に高まります。
反転学習のサイクルを回すことが勉強習慣の定着や効率化につながる点が、坪田塾の魅力です。
メリット②心理学や性格に基づいた指導
一番最初に性格診断を受け、その結果によって声掛けの仕方を変えるとのこと。それにより初回の面談から少しずつ前向きな考え方を引出してくれて、楽しみに通塾している。
引用:塾ナビ
坪田塾では、生徒の性格タイプに合わせた声掛けで指導を行います。指導に使用されている性格タイプは教育心理学に基づいた分類が9種類あるのが特徴です。同じ言葉でも生徒によって受け取り方が異なるため、一人ひとりの特徴に合わせた言葉選びで、学習へのサポートを行い、長期間のモチベーション維持を図ります。
坪田塾では講師全員が9種類の性格タイプに対応した指導をトレーニングされており、画一的なアプローチを避けることで、特定の講師と合わない問題が起きにくいのも特徴です。
こうした心理学に基づいた指導により、生徒は自分に合った学習方法で効率的に勉強に取り組むことができます。
メリット③アクセス良好の立地
塾の最寄り駅がすぐ近くで、交通の便はとても良かったです。コンビニもありとても立地は良かったです。治安なども問題はありませんでした。
引用:塾ナビ
坪田塾は首都圏や大都市圏に校舎があるため、交通アクセスが良いことがほとんどです。そのため、塾から近い生徒にとっては通うための移動のハードルが低く、塾へ行くことの心理的なハードルが下がります。これにより、学習を継続しやすくなるといえるでしょう。
デメリット①教えない指導
指導方針からか、あまり教えてもらえず,本人曰く,自習室に通ってるみたい。
引用:塾ナビ
坪田塾では学習内容を教えません。指導しているのは勉強方法です。
勉強方法について生徒ひとりひとりにカスタマイズされた指導が魅力ですが、すべての生徒に合うとは限りません。
一定の学習スタイルや自分のペースを重視したい生徒には不向きな場合があることを念頭に置いておきましょう。
デメリット②自習室がない
自習室を作ってほしいというのが唯一の要望です。一応机だけ貸してくれますが、申し込んでいる人は見たことありません。先生たちもその制度を忘れているかのような対応です。
引用:塾ナビ
坪田塾には自習室がありません。そのため、家で集中できないが、人から指導を受けず黙々と自分の課題と向き合う時間が欲しい人には向かない可能性があります。
そもそも自習したい人は、既に勉強方法を教える指導が定着し不要となっているかもしれません。坪田塾が本当に必要かどうかは都度、考えるとよいでしょう。
デメリット③土日祝日は塾が休み
土日祝日休みで、自習室として使えないのも少し不安。
引用:塾ナビ
坪田塾は平日夕方からの開講で、土日祝日は休みで運営されており、通うには融通が利きにくいです。
多くの生徒は平日には学校があり、土曜日や日曜日、祝日には時間を確保しやすいでしょう。しかし、坪田塾は平日の午後からの授業が一般的で、むしろ多くの生徒が時間を割きやすい土日祝日には開講していません。
そのため、坪田塾に通う生徒は平日に余裕のある人が大半です。ほかのスケジュールが忙しい生徒には坪田塾をおすすめできません。
デメリット④サポート体制の不備
先生が忙しくてあまり話せない日があったりしたようだ。
引用:塾ナビ
やりとりが塾のアプリからの為,便利だが,少し冷たく感じる。伝えたい事や,聞きたいことが聞きづらい。
引用:塾ナビ
坪田塾は支える指導を掲げていますが、校舎によってそのサポート体制にばらつきがあることがデメリットです。
坪田塾の売りは生徒それぞれに合わせたコミュニケーションとされています。しかし、校舎により講師の質が異なっています。また、生徒数が多い校舎では、講師1人当たりで担当できる生徒の数は少なくなってしまうため、生徒の待ち時間が長くなってしまうのが致命的な欠点です。
適切なサポート体制で指導を受けられるとは限らない点を踏まえたうえで、坪田塾に通うかどうか決めましょう。
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坪田塾に向いている人・向いていない人
これまで述べてきた内容をもとに、坪田塾に向いている人と向いていない人をまとめます。
坪田塾に向いている人
坪田塾は以下のような人に向いています。
- 偏差値40以下の成績から逆転合格を狙っている人
- 勉強そのものではなく勉強法を知りたい人
- ほかの学習方法ではモチベーションが続かなかった人
坪田塾に向いている人は、勉強するという行動が続けられない人や、勉強の習慣が定着していない人です。学習内容以前に、モチベーションの継続が難しいタイプは、坪田塾のコーチング重視の指導が適するといえるでしょう。
坪田塾に向いていない人
坪田塾は以下のような人には向いていません。
- 偏差値が55~60程度の人
- 授業を受けて特定の成績を伸ばしたい人
- 既に学習スタイルを確立している人
逆に、坪田塾に向いていない人は、既に勉強の習慣が身についており、ある程度学習を継続させられる人です。そのような人は、学習の中身を深めつつ、自分のペースで学習を進められるため、坪田塾のようなコーチングをそれほど必要としません。
坪田塾が向いていない人におすすめな塾
すでに学習習慣が身についており、難関校合格などを目標としている人は、自分には坪田塾が向いていないと感じているでしょう。そのような人は、生徒それぞれに合わせた指導で定期試験対策から難関校合格まで幅広く対応してくれる塾を探す必要があります。
また、「どのように学習を進めたら良いかわからない」という悩みを持つお子さんの場合、学習戦略を指導してくれるコーチングサービスを行なっている個別指導型の塾は合っているとはいえます。とはいえ、学習方法を教えてはくれるものの授業が全くなく、コーチングのみというのに不安を感じる人も多いのではないでしょうか。そのような方には、コーチングと授業の両方を行なっている個別指導型の塾がおすすめです。
コーチングに加えて授業も行うおすすめの塾は東大先生
オンライン家庭教師サービス東大先生では、講師全員が現役東大生なので講師の質は最高峰です。その講師が個別に指導し、生徒一人ひとりに合わせた学習プランを提供します。講師は1000人以上在籍しており、その中から最も適した講師を案内します。また、オンラインならではの柔軟な学習環境とコストパフォーマンスの高さも魅力です。
坪田塾で満足できなかった方や合わないと感じる方にはオンライン家庭教師東大先生を検討してみましょう。
坪田塾についての注意点
坪田塾について述べてきた内容から、注意点を2つに絞って挙げます。
勉強ではなく勉強方法を教える指導法
坪田塾が多くの学習塾や進学塾と異なるのは、勉強そのものよりも、勉強方法を教えることに重点を置いた指導法です。この「指導しない指導」は生徒が自ら学ぶ力を身につけることを目指しています。
具体的な指導内容は、効率的な学習スケジュールの立て方や、効果的な復習方法、モチベーションの保ち方などです。これにより、生徒は学校や家庭での学習の時間を有効かつ高率的に使えるようになると見込まれます。ただし、この指導方法がすべての生徒に適しているわけではありません。既に自分なりの学習スタイルを持っている生徒や、決まった科目の学習を極めたい生徒には、このアプローチが物足りないと感じたり、正当でなかったりする場合があります。
生徒の性格や学習の目的、さらには塾に求めている通う目的に応じて、坪田塾の独自の指導法が合うかどうかを、初めに必ず検討しましょう。
校舎数が少ない
坪田塾のもう一つの注意点は、校舎数が少ないことです。2024年6月現在、大都市圏に数件の校舎とオンラインでのみの展開しかありません。つまり、通塾が困難な生徒や比較的都市部から遠い地域に住んでいる生徒にとっては利用しづらい状況です。
校舎が少ないため、特定の校舎に生徒が集中し、授業が過密になったり、地域によっては希望する校舎への入塾が難しくなったりする場合もあります。このような入塾や通塾についての物理的な制約は、生徒にとって大きな問題です。塾に通うことのほかにも、オンライン学習や家庭教師といった選択肢も考慮する必要があります。
坪田塾だけに限らず、学習は継続が要です。自分にとって最適な学習環境で継続的に満足できるかどうかを考えたうえで、塾を選ぶことが求められます。
まとめ
ここまで、坪田塾を、さまざまな観点から紹介してきました。改めて以下にまとめます。
- 坪田塾は、東京大学出身で「ビリギャル」の著者である坪田信貴氏が設立した学習塾です。
- 坪田塾が最悪とされるのは、勉強の中身を教えない指導で、実績が非公開であり、塾長が指導しない点が大きいから。
- 坪田塾を検討する際は、メリットとデメリットを考えたうえで、自分が坪田塾に向いているのか、向いていないのかチェックしましょう。
- 坪田塾は勉強方法を教える塾で、まだ校舎数が少ないことに注意が必要です。
坪田塾は生徒に何かを教えるというよりも、生徒が主体的に勉強するために導くことを重視しています。自分に合った学習環境を選ぶために、坪田塾の特徴や評判をを踏まえて慎重に検討しましょう。
この記事を読んで、少しでも坪田塾に興味を持つきっかけになれば幸いです。