特徴的な学科・教育システムなどから、在学生や保護者からは「小さな大学」とも呼ばれている神奈川総合高校。
神奈川県内で人気の公立高校の1つであるため、偏差値や倍率、校風などが気になる人は多いのではないでしょうか?
本記事では、神奈川総合高校の偏差値・倍率をご紹介します。実際の校風や、合格するために重要な勉強方法・対策も解説していますので、ぜひチェックしてみてください!
- 神奈川総合高校の偏差値は60~67とかなりハイレベル
- 神奈川総合高校はどんな学校・校風なのか?
- 神奈川総合高校に合格するための勉強方法・対策は?
- 神奈川総合高校の口コミ・評価
神奈川総合高校の偏差値はどれぐらい?倍率も併せて紹介
生徒の方向性によって多彩な学び方ができる神奈川総合高校。教育内容が充実していることもあって、毎年多くの受験生が合格を目指しています。
「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」とあるように、神奈川総合高校への合格を目指すためには、まず受験先の高校のデータと自分のレベルを知ることが大切!
ここからは、神奈川総合高校の偏差値や倍率(競争率)などの受験データについて分析・解析していきます。
【2024年度】神奈川総合高校の偏差値は60~67
神奈川総合高校の偏差値は60~67とかなりハイレベルです。一般的に偏差値60は最上位から15.87%に位置し、受験生が1,000人の場合158.7位までという高い成績が求められるとされています。
なお、各学科・コースの2024年度の具体的な偏差値については以下のとおりです。
個性化コース | 67 |
国際文化コース | 67 |
舞台芸術科 | 60 |
引用:【2024年】神奈川県内の高校偏差値ランキング|公立・私立まで一挙紹介
普通科の2つのコースについては、70近い偏差値になるため、合格を目指す際にはかなりの努力が必要になります。
神奈川総合高校の受験の倍率は1.50~1.58倍
神奈川総合高校を受験する場合の倍率(競争率)は、令和6年度試験の場合で1.50~1.58倍です。公立高校の平均倍率が1.1~1.5倍程度とされていることから、数字だけで考えると平均的な難易度といえるでしょう。
しかし、過去には2倍近い倍率にまで競争率が上がった年度もあるため油断は禁物です。
過去4年間の神奈川総合高校の倍率をチェックしてみましょう。
高校入試の倍率の変動については「前年度に志願者数が多い(=倍率が高い)高校・学科は翌年に志願者数が減少し、さらに翌年は過去の低倍率により志願者が増加する」という傾向があります。
以下の過去4年間の倍率データを見ても、神奈川総合高校の倍率も傾向どおりの変化をしているといえるでしょう。
コース・学科名 | 令和6年度 | 令和5年度 | 令和4年度 | 令和3年度 |
個性化コース | 1.58 | 1.97 | 1.23 | 2.00 |
国際文化コース | 1.35 | 1.73 | 1.31 | 1.80 |
舞台芸術科 | 1.50 | 1.93 | 1.67 | 2.33 |
神奈川総合高校の合格者の内申点
2022年度 コース | 合格者内申点 |
普通科個性化コース | 121.7 |
普通科国際文化コース | 122.2 |
舞台芸術科 | 120.5 |
神奈川総合高校の合格者の内申点は、神奈川高校受験時点を見ると、
2022年は個性化コース121.7、国際文化コース122.2、舞台芸術科120.5でした。
ただ、年によっては125.3という年もありますので、130を目標にして学習を進めていくとよいでしょう。
神奈川総合高校の合格者の入試平均点
2022年度 コース | 合格者入試平均点 |
普通科個性化コース | 407 |
普通科国際文化コース | 400 |
舞台芸術科 | 295 |
神奈川総合高校の2022年度の合格者の入試平均点は、
普通科個性化コース407点、普通科国際文化コース400点でした。
しかし、2021年の普通科個性化コースの入試平均点は437点です。
5教科で8割以上、科目によっては9割の得点が求められます。
神奈川総合高校を受験するときは、本番レベルの模試で85点以上を安定して取れるような状態で臨みましょう。
神奈川総合高校と同程度の偏差値の主な併願先
神奈川総合高校を受験する際には併願先として、桐蔭学園高等学校(普通科プログレスコース)、横浜創英高等学校(普通科文理コース)などが挙げられます。他の主な併願先は以下のような高校です。
- 麻布大学付属高等学校(特進クラス)
- 相模女子大学高等部(普通科特別進学コース)
- 朋優学院高等学校(特進コース)
- 横浜隼人高等学校(普通科)
- 日本大学高等学校(特別進学コース)
どの学校も偏差値は60~65程度と神奈川総合高校と同じく高め。主に難関国立・私立大学を目指すコースや、進路に応じて集中的に学習できる学科を選ぶ受験生が多いようです。
神奈川総合高校の主な進学先実績
生徒の興味関心に合わせて、専門知識を深められる神奈川総合高校だからこそ、進学先の大学・専門学校も多彩かつハイレベル。
北海道大学や横浜国立大学などの国公立大学、青山学院大学や慶應義塾大学といった難関私立大学に合格した卒業生も多い傾向にあります。
専門学校には文化服装学院や原宿ベルポック美容専門学校、聖マリアンナ医科大学看護専門学校など、美容・ファッションや医療などの分野を進路先として選んでいる生徒も少なくありません。
神奈川総合高校の入試概要
試験・選考基準
神奈川総合高校の入学者選抜選考は第1次選考と第2次選考の2つで構成されており、学科・コースで内容や評価の比率が異なります。
共通選抜の内容は大きく分けて、ペーパーテストにあたる「学力検査」と学校ごとに内容が異なる「特色検査」の2つです。特色検査については、国際文化コースと舞台芸術科受験者にのみ実施される点には注意しましょう。
学力検査の内容は、個性化コースが英語・国語・数学・理科・社会の5教科。国際文化コースや舞台芸術科の受験者は、英国数の3科目に加えて理科または社会のどちらか1つを選択することになります。
評定や特色検査なども評価対象ではありますが、学力検査の評価の比率は第1次選考で6~7割、第2次選考では5~8割と高め。他の高校と同様、合格を目指すうえではかなり重要なポイントであることには変わりません。
特色検査の内容については特定のテーマについて討論・意見発表を行う「グループディスカッション」が中心。舞台芸術科だけは、討論に加えて歩く・走る・ジャンプするなどの身体表現や課題文の朗読などといった実技検査が課せられる点は注意しましょう。
面接
神奈川総合高校の面接で聞かれる内容として、以下のものが挙げられます。
- 志望動機
- 中学校での勉強に対する学習意欲
- 中学校での勉強以外の活動に対する意欲
- 高校での勉強に対する意欲
- 高校での勉強以外の活動に対する意欲
- 高校卒業後の展望
あとは日頃のニュースについても興味を持って見ておくといいですね。
神奈川総合高校のレベルまで偏差値を上げるための勉強方法・対策とは?
偏差値や毎年の倍率が高く、合格するにはかなりの難易度といえる神奈川総合高校。偏差値を合格レベルまで上げるためには、出題傾向を踏まえた勉強方法・対策が必要です。
ここからは、神奈川総合高校に合格するレベルまで偏差値を上げるための勉強方法・対策について解説していきます。
勉強・対策方法
評価の比率が高い学力検査において、神奈川総合高校に合格するためには、理科・数学の2科目でどれだけの点数を取れるかが重要になります。
なかでも神奈川県立高校の理科の入試問題は「難易度が高い」として有名です。しかし近年は、全8問のうち大問5~8は同じ題材で4つの小問が繋がっている傾向にあるため、過去問を解き慣れていれば得点しやすい傾向にあります。
数学については、全体的な難易度はそこまで高くはありません。しかし、平面図形や立体図形、関数、資料問題など多くの生徒が苦手とする分野も多数出題されます。各分野に力を入れておくことで、合格ラインにグッと近づけるでしょう。
英語・国語は、教科書レベルの問題を中心に出題される傾向に。難易度もそこまで高くはありません。しかし、全国でも屈指の文字数であるため、受験本番で「時間が足らない…」とならないように、勉強の際には時間配分を癖付けるように心がけましょう。
特色検査については、日頃からさまざまなニュースに対して自分の意見をまとめる癖をつけることが大切。
加えて、討論の際には他の受験者との協調性も重要視されます。意見のまとめ役・他の人に話を振る役などといったように、討論の練習をする際には「自分がどんな役割だと討論を進めやすいか」を考えながら行いましょう。
神奈川総合高校の受験対策なら東大先生
ここまで、神奈川総合高校合格のために知っておくべき試験内容・出題傾向・勉強方法などを解説してきました。
なかには「自分一人で計画的に勉強を進めるのは苦手…」「今から勉強を始めても間に合わないかも…」と不安になっている人もいるのではないでしょうか?
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神奈川総合高校ってどんな学校?
東急東横線東白楽駅から徒歩約3分の場所にあり、近代的なデザインの校舎が地域のシンボル的存在にもなっている「神奈川総合高校」。実際にはどのような高校なのでしょうか?
まずは神奈川総合高校の魅力について、教育方針・校風・学科などのシステム面から見ていきましょう。
神奈川総合高校の学校概要
神奈川総合高校は神奈川県内にある公立高校の一つであり、県内で初めて「総合選択制」を導入した学校とされています。
総合選択制とは、学年を問わず生徒が取りたい授業を選択するという授業システムのこと。授業1コマ90分という点からも、大学とほぼ変わらない授業スタイルといえるでしょう。
もちろん、必修科目・選択必修科目なども多いですが「自分で自由に時間割を組める」という点は、他の高校にはない魅力です。
学科については、個性化コース・国際文化コースに加えて、2021年4月からは「舞台芸術科」も併設。舞台芸術を幅広く学べる専門学科として、県内の公立高校では初めての試みとして注目されました。
神奈川総合高校の概要は以下のとおりです。
学校規模 | 生徒数764名(普通科:個性化コース396名/国際文化コース319名、舞台芸術科:59名)(※2021年10月現在) |
課程・学科 | 単位制による全日制普通科/舞台芸術科 |
学期 | 2学期制(前期:4月~9月・後期:10月~3月) |
住所 | 神奈川県横浜市神奈川区平川町19-2 |
アクセス | 東急東横線「東白楽」駅から徒歩約3分 |
神奈川総合高校の教育方針・校風
神奈川総合高校の教育方針・校風を一言で表すなら「生徒の自由と主体性を重んじる学校」です。
教育目標として「生徒一人ひとりの個性の伸長」「主体的な学び」を掲げており、時間割の自由度の高さだけでなく、他の高校のような校則もほぼありません。髪色・服装・スマホの使用なども自由とされています。
通っている生徒の雰囲気も個性的で、それぞれがやりたいこと・好きなことをとことん追求している印象が強め。美術や留学、作曲、舞台表現など、学べることが多いです。その分、授業・部活動などは自分から率先して取り組んでいく「自主性」を持つことが重要といえます。
神奈川総合高校の3つの学科の特徴
2024年3月現在、神奈川総合高校には個性化コース・国際文化コース・舞台芸術科の3つがありますが、それぞれどのような特徴があるのでしょうか?
ここからは、神奈川総合高校の3つの学科の特徴・魅力について深掘りしていきましょう。
個性化コース
普通科の1つである「個性化コース」は、多彩な自由選択科目にチャレンジすることで、個性の発見・伸長をすることを目的としています。
人文・社会、自然科学、スポーツ・生活科学、芸術、国際文化という5つのフィールド科目群を置いているのが特徴です。
特定の分野の学習を重点的に行うのはもちろん、幅広い分野に触れて将来の進路選択を考えることもできます。「幅広い分野から熱中できるものを探したい」「自分の好きな分野をとことん追求したい!」という学生におすすめのコースです。
国際文化コース
同じく普通科の1つである「国際文化コース」は、語学に関する科目の学習と異文化理解・国際理解に重点を置いています。
英語を中心に、第二外国語として中国語、ドイツ語、フランス語、ハングル(韓国語)、スペイン語が選択科目として用意されている点が魅力です。
また、神奈川総合高校は国際交流もさかん!外国人留学生とのオンライン・訪問による交流を通して、国際的なコミュニケーションを実践することも可能です。将来、留学や海外での活躍を考えている人にはぴったりなコースといえるでしょう。
舞台芸術科
神奈川総合高校唯一の専門学科である「舞台芸術科」は、舞台芸術を広く学ぶことで、豊かなコミュニケーション能力や表現力を伸ばすことを目的としています。
最初は演劇の理論や歴史などの基礎からスタート。舞台俳優として実際に演じるための表現方法や発声法、裏方である舞台技術の使い方などをプロのスタッフから学ぶことも可能です。
学習の集大成として、生徒が一つの舞台作品を作り上げる演習授業もあるため、俳優や歌手、バレエなどといった芸術を深く学びたい学生にはぴったりの学科といえます。
神奈川総合高校の口コミ
偏差値が高く、授業内容もかなりハイレベルでありながら、自由な校風が魅力の神奈川総合高校。
受験を考えている学生や保護者の方のなかには「実際に在校生の声が知りたい!」と感じている人もいるかもしれませんね。
ここからは、神奈川総合高校の実際の口コミ・評価についてチェックしていきましょう。
- 校則が緩く、高校生活を自由に楽しみたい人にはすごく向いている学校
- 個性的な学校だが、自己管理は大切!
- 自由な校風の割に勉強をしっかりできて満足
- 和装の日や仮装の日などの変わったイベントがあってメリハリがある
- 興味がある分野の科目を履修できる点がいい
参照:みんなの高校情報 神奈川総合高等学校
在校生の多くは、神奈川総合高校の「自由度の高さ」に惹かれて入学したようです。自分が関心を持つ分野をとことん勉強できる点や、ユニークな学校行事でメリハリのある毎日を実感できるのは魅力といえますね。
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神奈川総合高校は生徒が自身の興味・関心に合わせて自由に時間割を組めるのが魅力。語学や芸術を中心とした多彩な分野について深く勉強できる個性的な学校です。
まるで大学のようなスタイルの授業システムは、他の高校にはない魅力といえるでしょう。
しかし、偏差値は60~67、倍率は1.50~1.58倍とかなりの難関校。実際の入試では高い点数が求められることから、普段から各教科をしっかり勉強しておくことが大切です。
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